眼窩脂肪溶解注射でクマ取り?!
限られた範囲の皮下脂肪を減らす目的で使われているのが脂肪溶解注射。
目の下のクマに注入し、メスを使わずにクマの悩みを解消するクリニックもあります。
この方法が実際どうなのか、まずはクマができる仕組みから見ていきましょう。
眼窩脂肪とクマの関係
眼球は頭蓋骨のくぼみである眼窩(がんか)に収まっています。
眼窩内に脂肪が溜まることで目の下がふくらみます。
脂肪によるふくらみが原因となりクマが目立ってしまうのです。
脂肪溶解注射でクマがなくなる?
天然由来の成分でできた脂肪溶解注射は、眼窩脂肪を溶かす効果が期待できます。
溶解された脂肪が体外に排出されることで目の下のふくらみがなくなり、クマが改善するという仕組みです。
しかし、眼窩脂肪を完全に除去するためには複数回の治療が必要となります。
効率の良いクマ取り施術を希望される方には、外科手術を伴う「目の下の切らないたるみ取り」がおすすめです。
眼窩脂肪溶解注射の施術詳細
施術前に下まぶたに局所麻酔を施します。そのため、脂肪溶解注射の痛みはほとんど感じません。
また、脂肪溶解注射はまぶたの裏側に打つため、術後に傷跡が目立つ心配もありません。
注射を打つだけの施術なので、施術時間も短く通院の必要もありません。
眼窩脂肪溶解注射によるクマ取りのメリット
ダイエット目的で使用される脂肪溶解注射。
クマの原因でもある眼窩脂肪に注入することで、ピンポイントで目の下の脂肪にアプローチします。
メスを使わない
脂肪溶解注射によるクマ取りではメスを使いません。
気になる目の下に植物由来の成分を注入し、クマの原因となる脂肪を溶かして体外への排出を促します。
注射器を使った注入のみなので、施術時間が短くほとんど痛みを感じません。
皮膚を切開することもないので、ダウンタイムが短い点がメリットですね。
また、必要に応じて脂肪吸引を行うことも可能です。自然な仕上がりと定評のある脂肪吸引を行い、脂肪溶解注射で細かくバランスを調整するというやり方です。
ダウンタイムが短い
脂肪溶解注射は天然素材を使い、副作用に配慮した濃度で配合されています。そのため、ダウンタイムの影響が小さいです。
一時的に腫れや赤み、内出血が現れても、1週間ほどでおさまります。
まれに筋肉痛のような痛みを伴うこともありますが、数日かけて徐々に治まります。
日常生活への影響はほとんどありません。
さらに、まぶたの裏側から注射を行うため、顔に傷がつきません。施術直後からメイクや運動が可能となります。
目元が若々しくなる
BNLSを使った脂肪溶解注射のメリットとして、脂肪分解や肌の引き締め効果が早く出る点が挙げられます。
ダウンタイムが短く効果を早く感じられるので、目元の印象を若々しく見せたい方、クマの悩みから解放されたい方が希望されます。
眼窩脂肪溶解注射が向いている人
【目の下のクマの種類】 ・血行不良でできる青クマ ・色素沈着でできる茶クマ ・脂肪が膨らんで黒い影ができる黒クマ |
このうち、脂肪溶解注射で改善できるクマは黒クマです。
黒クマタイプ
上を向いたり仰向けに寝た時に目立たなくなる黒クマ。
生まれつきの場合、加齢によるたるみが原因の場合、くぼみが原因の場合などが考えられます。
顔にメスを入れたくない人
脂肪溶解注射ではメスを使わずに施術を行います。
下まぶたの裏側に注射を打つだけの施術なので、切開を伴う美容整形に抵抗がある方が希望されます。
術後すぐに通常通りの生活に戻りたい方や、気になる脂肪の範囲が狭い方にも向いています。
眼窩脂肪溶解注射のリスク
メスを使わずに注射のみで施術を行うため、比較的安全な施術といえます。
しかし、リスクが全くないというわけではありません。
どのようなリスクが考えられるのでしょうか?
腫れ・むくみ・内出血
脂肪溶解注射では非常に細い針を使います。
そのため針による内出血はほとんどありません。
しかし、まれに副作用として腫れやむくみ、内出血が生じることも。
アレルギー反応
BNLSには植物由来の成分が配合されています。
そのため、まれにアレルギー反応を起こす可能性があります。
アレルギー体質の方、施術当日体調がすぐれない方は医師にご相談ください。
また、持病のある方、妊婦、授乳中の方は施術を受けることができません。
時間をかけて効果が現れる
脂肪溶解注射では脂肪を徐々に減らしていきます。
脂肪細胞を溶かし老廃物として排出するまでに2~3日ほどかかります。
術後すぐに効果を感じたい方にとっては物足りないかもしれません。
眼窩脂肪溶解注射の注意点
施術を検討中の方に知っておいていただきたい注意点をいくつかご紹介します。
医師とのすり合わせはしっかりと
脂肪溶解注射を希望されている方は必ず、事前に医師とのすり合わせを行いましょう。
その際、不安なことや疑問があれば全て解消しておくことが大切です。
医師はお客様の体質、生活環境などを考慮したうえで、適した施術をご提案します。
目元の状態によっては別の方法が適している場合も。
施術内容やリスクに関して詳しく説明を受けたうえで施術を選択してください。
複数回の治療が必要な場合も
脂肪溶解注射では脂肪細胞を徐々に減らしていきます。
そのため、術後2~3週間ほどかけてゆっくりと効果が出ます。
また、効果には個人差があるので1度の施術で効果が実感できる方、そうでない方がいらっしゃいます。
複数回かけて施術を行うことでより確実な効果が期待できる場合もあります。
費用を確認する
脂肪溶解注射の費用は、使用する製剤の量で決まります。
金額は1ccあたり○○円、といった形で設定しているクリニックが多い印象です。
支払い方法もクリニックごとに異なります。
現金以外にも各種クレジットカード、デビットカード、医療ローンなどさまざまな方法があります。
希望の支払い方法が可能かどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。
よくある質問
脂肪溶解注射を検討している方は気になること、不安に思っていることがあると思います。
そこで、クリニックに寄せられるよくある質問にお答えします。
検討中の方、興味がある方は是非参考にしてみてくださいね。
Q.目の下にくぼみ・しわ・たるみができる?
目の下のクマに脂肪溶解注射を行うことで目の下にくぼみができる可能性があります。
脂肪溶解注射は目の下のふくらみに対して行います。
ふくらみがなくなることで皮膚が余り、しわやたるみが現れることも。
加齢による弾力の低下で皮膚にハリがない方は注意が必要です。
Q.後戻りしませんか?
脂肪溶解注射は脂肪細胞そのものを溶かす役割を果たします。
そのため、脂肪を溶かすことさえできれば復活する心配はありません。
脂肪を完全に除去するには複数回の施術が必要となるので、初めからメスを使った「目の下の切らないたるみ取り」をお受けいただくことをおすすめします。
Q.目の下のふくらみは加齢が原因ですか?
加齢が原因で眼球まわりの脂肪が下に流れることはあります。
眼球を覆っている眼窩脂肪が下におりることで目の下が膨らむということは十分に考えられます。
目の下の脂肪を放置するとふくらみが大きくなる可能性があります。
皮膚が伸びてしまうとたるみの原因となるので、早めの治療をおすすめします。
目元の印象を変えたい場合は
目の下のクマには3つの原因が考えられます。
【クマの種類と原因】 ・青クマ(血行不良) ・茶クマ(色素沈着) ・黒クマ(眼窩脂肪) |
目の下のクマの種類によって原因が異なります。
それぞれ適した対処法があります。
間違った方法を選ぶとさらに悪化するかもしれません。
青クマをなくすには
血行不良が原因でできるクマをなくすためには、質の良い睡眠をとることが大切です。
寝不足は血流不足を招くのでクマが現れやすくなります。
眼精疲労もクマの原因となり得るので、疲労回復に効果的な「疲労回復点滴」も良いですね。
目元のセルフケアもおすすめです。
ホットアイマスクや軽いマッサージで滞った血流を促すことも効果があります。
摩擦が起こらないように優しく行いましょう。
茶クマをなくすには
色素沈着が原因でできるクマはスキンケアや外用薬による治療が適しています。
クレンジングや洗顔時にこすっていませんか?
摩擦などの刺激は色素沈着の原因となるので注意が必要です。
青クマや黒クマを併発している場合もあるので、自己流で治そうとせず専門家に相談しましょう。
黒クマをなくすには
クマを解消するためにスキンケアやセルフケアを頑張ってもなかなか治りません。
黒クマを解消するためには根本である眼窩脂肪の除去が一番の近道です。
眼窩脂肪の除去手術を行うだけでは目の下がくぼんでしまうので、脂肪注入も行うと良いでしょう。
注入するナノCRF(脂肪)は肌質にも影響します。
目元のハリが復活するため、若々しい目元を手に入れたい方は是非ご相談ください。
まとめ
今回は、脂肪溶解注射によるクマ取りについてご紹介しました。
当院では施術までにカウンセリングで目元をしっかりと診察させていただきます。
クマの種類や目元の状態によっては別の治療をご提案する場合もあります。
目の下のクマは疲れて見えたり老けてみえますよね。
顔の印象を変えたい方は、まずはクマ取り施術を検討してみてはいかがでしょうか。