寒い地域ほどアイスを食べる?
夏の暑い時期にカレーが食べたくなるように、寒い冬にアイスクリームが食べたくなる人は意外と多いそうです。
みなさんは冬のおやつにアイスクリームを食べたことはありませんか?
総務省統計局による家計調査をもとに、アイスクリームの消費量が最も多い都道府県をみてみましょう。
アイス消費量1位の県はどこ?
2022年度の結果は、1位が石川県金沢市でした。
金沢といえば雪化粧をした兼六園を思い浮かべる方も多いはず。
日本海に面した北陸地方は雪が多く、豪雪地帯としても知られています。
そんな寒い地域がアイスクリームの消費量日本1となるのですから、寒さとアイスには何らかの関係性がありそうですね。
冬専用のアイスも?!
物価上昇が続く中でも、冬のアイスクリームの売れ行きは好調なのだとか。
冬用に作られたアイスクリームや、冬に人気が出るフレーバーもあるそうです。
確かに、シャーベットやかき氷は夏のイメージ、脂肪分の多いバニラやチョコアイスは冬のイメージがありますね。
アイスは太らない?!
インターネットで検索すると
・アイスは冷たいから太らない ・ダイエット中は濃厚なアイスが良い ・シャーベットは太らない |
このようにさまざまな情報を目にします。
実際、アイスクリームを食べると太る?太らない?どっちなのでしょうか?
炭水化物が少ない
チョコレートやポテトチップスと比較すると、アイスクリームの炭水化物量は少ないです。
炭水化物は消化されると糖に変わり、エネルギーとして使われます。
しかし、使われなかった分は脂肪となって蓄積されます。
そのため、炭水化物量の少ないアイスクリームはうれしいデザートといえますね。
しかし、ここで注意してほしいのが、比較的炭水化物量が少ないからといってゼロではない点。
食べ過ぎは太る原因となるので適度に楽しみましょう。
冷たいから太らない?
アイスクリームは冷たいスイーツの代表格。
夏に食べても冬に食べても体温が若干下がります。
体温が下がると、体温を上げようと脂肪が燃焼します。
また、気温の低下によって燃焼されにくい脂肪細胞が、燃焼されやすい脂肪細胞に変化するともいわれています。
しかし、仮にアイスクリームを食べて体温が下がり脂肪が燃焼されたとしても、アイスクリーム自体のカロリーを上回る燃焼は行われません。
つまり、アイスクリームが冷たいからと食べ過ぎると、脂肪の蓄積を促すことになるのです。
では、食べても太らないアイスクリームの種類はあるのでしょうか?
太らないアイスの選び方
ダイエット中でもアイスクリームが食べたくなることはありますよね。
そんな時は、選ぶアイスクリームの種類に注目してみてください。
アイスクリームの種類に注目
皆さんが普段食べているアイスクリームはどの種類ですか?
裏の表示を見ると大きく書いてあるのでチェックしてみてください。
この4種類の中で最も脂肪分が少ないものは「氷菓」です。
アイスキャンディーやシャーベット、かき氷などが氷菓に分類されます。
ダイエット向けアイスを選択
最近は「低カロリー」「低糖質」「砂糖不使用」といった表現のある商品を見かけることが増えましたね。
カロリーや糖質が抑えられており、ダイエッターの間で人気を集めています。
しかし、このような商品はカロリーや糖質をカットするために、人工甘味料が使われている可能性があります。
健康にも気を遣っている方は、ラカンカ、ステビア、甘草など天然の甘味料が使用されたものを選ぶと良いでしょう。
アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテームなどは避けた方が良いかもしれません。
アイスの大きさで選ぶ
「ダイエットしたいけどアイスはやめられない」
という方は、アイスクリームのサイズを工夫してみましょう。
一口サイズのアイスを選んだり、1度で食べきっていた分量を2度に分けてみたり…。
それだけでも積み重なれば大きな変化になるでしょう。
アイスを食べる時間帯を工夫する
ダイエットをしながらアイスクリームを食べたい方は時間帯を工夫してみましょう。
例えば、これまで寝る前に食べていた方は、夕方に変更してみると良いでしょう。
というのも、体温が一番高くなる夕方にアイスクリームを食べることで、体の冷えを防ぎ、基礎代謝の低下を防ぐ効果があるからです。
また、間食としてアイスクリームを食べるのではなく、食後のデザートとして食べることもおすすめです。
血糖値の急上昇を抑えるだけではなく、少量でも満足感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
アイスの食べ過ぎは太る
ここまででお伝えしてきたように、アイスクリームの食べすぎは脂肪の蓄積につながります。
アイスクリームを食べて太る理由を見ていきましょう。
太る理由①糖質と脂質が含まれている
アイスクリームは牛乳や乳製品、糖分、植物油脂などからできています。
また、甘みを最も強く感じる温度は35度ほどといわれています。
そのため、冷たいアイスクリームは甘みを感じにくい特徴があるのです。
つまり、甘くておいしいと感じるアイスクリームには砂糖や甘味料などがふんだんに使用されているということになります。
太る理由②基礎代謝を下げる
体温が1度下がると基礎代謝量が12〜13%下がるといわれています。
基礎代謝量が下がると痩せにくくなるため、体温が下がるほどアイスクリームを食べることはおすすめできません。
「温活」という言葉もあるくらいですから、ダイエットにおいて体を温めることはとても大切です。
身体を冷やしすぎない程度にアイスクリームを味わいましょう。
おすすめのダイエット方法
「ダイエットはしたいけどアイスクリームをやめるのは嫌」
という方におすすめのダイエット法をいくつかご紹介します。
運動
消費エネルギーが食事から得たエネルギーを上回れば、理論的に体重は減少します。
・ストレッチ ・軽い有酸素運動 ・筋トレ ・家事 など |
さまざまな運動方法がありますね。
毎日続けることが大切ですから、自分に合ったやり方で運動を続けましょう。
食事制限
1日の運動量(消費カロリー)>1日の食事量(摂取カロリー)
この式に当てはめて食事量を計算してみてください。
運動量に対して大幅に食事量が多い方は、食事制限の効果があるはずです。
・ジュースを控える ・間食を1日200kcalまでにする ・野菜を多く食べる ・ご飯の量を20g減らす など |
食事制限にはさまざまな方法があります。
少し減らすだけでも毎日続けることができれば、いつかは目標が達成できるでしょう。
脂肪溶解注射
「運動も食事制限も続かない…」
という方は美容医療を上手に利用してみてください。
脂肪溶解注射は部分痩せを希望する方におすすめの施術です。
注射を打つだけで脂肪細胞の数を減らすことができるのでとても魅力的なダイエット方法ですよ。
脂肪吸引
専用のカニューレを使って皮下脂肪を物理的に取り除く脂肪吸引。
静脈麻酔や全身麻酔を使って行う外科手術ということでハードルが高いと感じる方も多いですが、非常に人気のあるダイエット方法ですね。
ハイフ
ダウンタイムのない超音波治療として知られるハイフ。
SMAS(筋膜)や脂肪にアプローチすることで、皮膚の土台からしっかりと引き締めることができます。
注射器やメスを使ったダイエットに抵抗のある方にもおすすめの施術です。
照射中はピリピリとした痛みを感じることもありますが、施術後はしっかりと引き締まりを感じることができます。
クリニックによって使用するハイフ機器が異なるため、効果や注意事項などは事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、意外と冬に人気のあるアイスクリームや太りにくい食べ方、おすすめのダイエット方法についてご紹介しました。
「アイスクリームを食べたいけど太りたくない」
という方は、アイスクリームの種類や大きさ、食べる時間帯を工夫してみてください。
「脂肪溶解注射」や「ハイフ」などの痩身メニューもおすすめですよ。