ミラノリピールって何?
美肌治療として用いられるケミカルピーリングの一つであるミラノリピール。
ケミカルピーリングとは、酸性の製剤を使った施術で、製剤を肌に乗せ、ふき取ることでさまざまな効果が得られます。
今回はその中でもミラノリピールについて詳しくご紹介します。
ミラノリピールの成分
・トリクロロ酢酸(TCA) ・ラクトビオン酸 ・サリチル酸 ・タルトル酸(酒石酸) ・クエン酸 |
上記5種類の酸のほか、スクワランやビタミンB、ビタミンC、GABA、アルギニンなどが配合されています。
ミラノリピールの特徴
ミラノリピールは名前の通りイタリア製の製剤で、バイオリピールとも呼ばれています。
青色と黄色の2層に分かれており、青い部分が親油性、黄色い部分が親水性といった特徴があります。
酸化しやすい製剤の品質を安定させるために2層構造となったミラノリピール。
青い部分と黄色い部分がそれぞれ異なる役割を果たしています。
◆青色の層(親油性)のはたらき
青色の上層部は油になじみやすい性質を持ちます。
・水分の蒸発を抑える ・有効成分の浸透を助ける ・酸化を防ぐ など |
このようなはたらきがあります。
皮膚表面にもともと存在し、肌を外部からの刺激や乾燥などから守る皮脂膜を回復させる役割も果たします。
◆黄色い層(親水性)のはたらき
下層部は水分に混ざりやすい性質を持ちます。
・表皮のターンオーバーを整える ・エイジングケア ・抗酸化作用 ・抗アクネ効果 ・毛穴を引き締める効果 など |
黄色い層が有効成分、青い層が浸透力や安全性、中和性を高めるはたらきをするようなイメージですね。
2色の層を振って混ぜ合わせてから肌に塗布します。
ミラノリピールの効果
角質溶解や角層の剥離を目的に使用されることの多いミラノリピール。
表皮のターンオーバーを促すことで、皮膚の再生を促します。
くすみや色素沈着、黒ずみにも効果があるため、フェイスにもボディにも効果があります。
ひじや膝、ワキなどボディの黒ずみだけではなく、背中やかかとといったボディへの施術も人気があります。
また、コラーゲンを増やすことで弾力のある肌へ導いてくれますよ。
こんな人におすすめ
ミラノリピールには抗アクネ効果もあるので、ニキビが気になる方、ニキビができにくい肌を手に入れたい方にもおすすめです。
また、表皮のピーリングを行うため、白ニキビができやすい方やニキビのできはじめ、毛穴の開きや毛穴のざらつきが気になる方、毛穴を引き締めたい方にも効果的です。
他にも、肌の乾燥が気になる方、乾燥による小じわが目立つ方にもお使いいただけます。
施術中は痛みやダウンタイム
ケミカルピーリングは酸性の製剤を皮膚に塗布する施術です。
施術中の痛みやダウンタイムには個人差がありますが、痛みや赤みを伴う方もいらっしゃいます。
また、赤みや腫れ、ツッパリ感、乾燥、皮むけといったダウンタイムが生じることも。
ミラノリピールを受ける頻度
ミラノリピールは1か月間隔で3〜5回ほどお受けいただくことをおすすめします。
効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、ミラノリピールは繰り返し施術を受けることで徐々に効果を感じる施術です。
焦らず一緒に肌悩みを解消していきましょう。
まとめ
今回はイタリア製の製剤を使って行うミラノリピールの効果やダウンタイム、間隔についてご紹介しました。
肌質改善からニキビケア、エイジングケアまでさまざまな効果が得られるミラノリピール。
当院では、必要に応じて3回、5回、10回といったコースのご用意もございます。
お得に肌悩みを改善したい方はお気軽にご相談ください。