目の下のたるみの原因
目の下のたるみが生じる原因には、さまざまなものが考えられています。
年齢・習慣・体質などさまざまな要因が絡んでいるため、実は原因にも個人差があります。
主な原因は3つあります。
当てはまる要因を知っていれば、解消法の選択にも役立てることができるため、ぜひ参考にしてください。
①皮膚・眼窩隔膜・眼輪筋の劣化
年齢とともに目の下のたるみが気になってきたという方に多い原因が、皮膚、眼窩隔膜(がんかかくまく)・眼輪筋(がんりんきん)の劣化です。
加齢により、誰でもいつかは自然に起こってしまいます。
皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸は、年齢とともにどんどん減少してくるものです。
それに伴い皮膚の弾力が減るため、たるみの原因になります。
眼窩隔膜は加齢とともにハリが失われ、眼輪筋の衰えも加齢による筋力の低下によって起こります。
その結果、眼球を保護している脂肪を支えられず、たるみにつながるのです。
こうした劣化は起こってからでは解消しにくいため、予防するには早めにケアを心がけることが大切です。
②目を擦る
目をこすることは美容の大敵で、たるみを引き起こす大きな原因になります。
目元の皮膚は体のなかでもとても薄く、少しの摩擦でも強い刺激になるためです。
皮膚の摩擦はしわやたるみを引き起こし、くすみやクマの原因にもなってしまうため、目元を触るときは力加減に十分注意しましょう。
たるみ対策として行うマッサージやスキンケアなども実は摩擦を起こしやすいため、例外ではありません。
マッサージ、クレンジング、洗顔、スキンケア、コンタクトの付け外しなど、目元を触る機会は意外に多いです。
優しく丁寧に行うことを心がけてください。
③脂肪が多い
目の下のたるみの正体が実は脂肪だった、ということも多くあります。
ひどいクマのように見えやすく、年齢的にも若いうちから気になっている方が多いです。
目の周りを保護する役割の眼窩脂肪という脂肪がもともと多い場合、眼輪筋の衰えなどがなくても脂肪部分が前方に膨らんでしまいます。
この場合は加齢によるたるみとは少し違うため、脂肪を取り除く美容整形で素早く解消することが可能です。
気になっている方はまずは専門医に相談することをおすすめします。
目の下のたるみをとる美容整形の種類
すでにできてしまっている目の下のたるみは、美容整形によって解消することが近道です。
目の下のたるみに効果的な施術は大きく分けて3種類あります。
目元はデリケートな部分のため、施術方法についてもじっくり検討することが大切です。
下記にそれぞれの方法についてご紹介します。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、加齢によるたるみ、目の下の膨らみが少ない方に適した方法です。
皮膚の下にヒアルロン酸を直接注入することで、たるんでしまった皮膚にハリを持たせることができます。
ヒアルロン酸は人体にもともと存在しており、皮膚のハリ・弾力・うるおいを保つために不可欠な成分です。
注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていくため、残念ながら半永久的な効果は望めません。
使用するヒアルロン酸の種類にもよりますが、効果の持続は数か月〜2年程度です。
切開などの必要がないため、比較的手軽な方法だといえます。
美容整形に慣れていない方にもおすすめです。
下眼瞼部脱脂
下眼瞼部脱脂はたるみの元になっている脂肪を除去する方法です。
当院では「目の下の切らないたるみ取り」という施術が下眼瞼部脱脂にあたります。
皮膚を切開することはなく、下まぶたの内側の粘膜である結膜を数cm切開して行います。
電気メスで止血をしながら余分な脂肪を切除するため、縫う必要がありません。
抜糸ももちろん不要です。
目の下に脂肪による膨らみがあるタイプのたるみに適しており、軽度の症状に向いています。
皮膚に傷跡が残らないのが大きなメリットです。
下眼瞼部切開法
下眼瞼部切開法は、下まつげのすぐ下を切開して、余分な脂肪と皮膚を切除する方法です。
皮膚を切開しますが、その代わり加齢による皮膚のたるみにも対応できます。
切開を行うため施術後しばらくはテーピングが必要で、3〜6か月程度は赤みなどが出る場合が多いです。
最終的に傷が残る可能性もある点はデメリットといえます。
目の下のたるみ・脂肪による膨らみ・細かいシワなどがある方に適しています。
下眼瞼部脱脂で皮膚のたるみが残ってしまう可能性の高い方には、下眼瞼部切開法がおすすめです。
美容整形がおすすめな人の特徴
美しくなるための手段として広く認知されるようになった美容整形。
メイクやスキンケアでは解決できない悩みでも、美容整形を行えば理想に近づけることも可能です。
「プチ整形」と呼ばれる手軽な施術も多く、実際に美容クリニックによる施術経験がある人はとても増えています。
整形をしたことを隠さない方も意外と多く、抵抗も少なくなってきましたね。
見た目の悩みは自信を失い、人前に出られなくなるケースもあるほど深刻なコンプレックスにもなりかねません。
「メイクもスキンケアももう手を尽くした」という方もいます。
加齢による衰えや生まれつきのパーツの形のように、ご自身ではどうにもできない悩みも珍しくありません。
前を向くきっかけのひとつとして美容整形を選択肢にいれる方も多くいます。
また、時間をかけずに理想のルックスに近づきたい方にも美容整形がおすすめです。
美容整形で目の下のたるみを改善するメリット
気になる目の下のたるみは、軽い症状ならご自身によるスキンケアやエクササイズなどのケアで多少の改善は可能です。
しかし、美容整形ならではのメリットもあります。
特に大きなメリットとして、短期間での改善・効果の持続の2点が挙げられます。
下記にそれぞれご紹介するメリットを把握し、美容整形を検討する際のご参考にしてください。
短期間で効果を実感しやすい
スキンケアやエクササイズで目の下のたるみを改善するには、長期間かけてコツコツと行う必要があるうえ、加齢による衰えには効果が出にくいです。
美容整形による治療を受けた場合、短期間で効果が実感できる可能性がとても高いです。
施術内容によっては、ダウンタイムが短く腫れが少ないものもあります。
セルフケアでは改善の難しい加齢による衰えがある場合でも、短期間での効果の実感が期待できます。
なるべく早くコンプレックスをなくしたい方・確実に効果を実感したい方には美容整形によるメリットは大きいです。
効果が持続しやすい
美容整形で目の下のたるみを改善した場合、効果が持続しやすい点も大きなメリットです。
例えば、スキンケアによる改善は皮膚の潤いを補った結果のため、継続的に行わないとまた乾燥してしわやたるみが戻ってしまいます。
対して美容整形なら切除した皮膚や脂肪は戻らないため、改善された下まぶたの状態を維持することが可能です。
施術方法がヒアルロン酸注射の場合は徐々に効果が薄れますが、最短でも数か月は維持できるため、セルフケアとは比べ物にならないほど効果が持続するといえます。
せっかく得た効果の持続を重視したい方には、美容整形がおすすめです。
目の下のたるみとりの費用
美容整形は施術内容によって費用が変わり、目の下のたるみとりの場合でも施術により費用に差がでます。
種類別に目安となる費用の相場をご紹介します。
ヒアルロン酸注射は、使用するヒアルロン酸製剤の量に応じて費用が変わるクリニックが多いです。
相場は1万円~10万円ほどと幅があるため、事前に確認しましょう。
下眼瞼部脱脂は片目で20万円前後、両目で25~50万円ほどです。
下眼瞼部切開法は片目で15万円ほど、両目で30~70万円ほどです。
どの施術においてもクリニックによって料金の差がとても大きくなります。
カウンセリングの段階で詳細な見積もりを出してもらうことをおすすめします。
美容整形クリニック選びのポイント
美容整形は医療行為のためリスクを伴い、見た目を変えるということはとてもデリケートな問題です。
したがって、クリニック選びも慎重に行う必要があります。
美容整形を検討する人も珍しくなくなり、ニーズに伴ってクリニックも増えました。
インターネットで簡単に情報が手に入るため、安易に選択してしまいがちです。
失敗や後悔をしないために重要な、押さえておきたいクリニック選びのポイントをご紹介します。
ぜひご参考にしてください。
手術を強要しない
すぐにでも施術を受けるよう勧めてくるなど、手術を強要する素ぶりのあるクリニックはおすすめしません。
手術というものは心身に少なからず負担がかかり、合併症などのリスクも伴います。
お客様自身がメリットとデメリットを理解し、しっかりと納得したうえで受けるべきです。
痛み・ダウンタイム・費用などに不安が残っていたり、仕上がりのイメージがつきにくかったりすることもあります。
無理に手術を受けることはせず、よく検討するようにしましょう。
医師によるカウンセリングがある
希望している施術について、医師によるカウンセリングを行っているクリニックを選びましょう。
クリニックによっては、医師ではなく看護師やカウンセラーによるカウンセリングのみの場合があります。
しかし、実際に手術を行うのは医師です。
手術はリスクを伴う医療行為のため、必ず安心できる環境で、腕のいい信頼できる医師に頼むことが大切です。
事前に医師によるカウンセリングを受けたうえで、任せられると思ったときのみ手術を受けるようにしましょう。
アフターケアの体制が整っている
美容整形では、術後にトラブルが起こる可能性もあります。
そのため、アフターケアの体制がきちんと整っているクリニックを選ぶことがおすすめです。
施術を行うと、腫れが長引いたり細菌による感染を起こしたりといったリスクも伴います。
万が一の事態が起こったとき、頼りになるクリニックかどうかはとても重要です。
ホームページなどに記載があるかどうかや、事前のカウンセリングのときにもアフターケアについて必ず確認しておきましょう。
美容整形で目の下のたるみをとるなら信頼できる医師に相談
気になる目の下のたるみを美容整形でとりたい方は、信頼できる専門の医師に相談しましょう。
まずは症状や体質を診察し、最適な治療を検討する必要があります。
理想の目元にするためには、経験豊富な専門医による診断を受けたうえで、不安がなくなるまでよく検討してください。
希望の仕上がり・施術内容・予算もご相談いただき、納得してから治療を受けることが大切です。
まとめ
目の下のたるみをとる美容整形についてご紹介しました。
美容整形はハードルが高いと思われがちですが、今では美容整形を行なっている方は一般的にも珍しくありません。
目元の悩みはご自身で改善することが難しく、苦労に結果が見合わない、ということも多いです。
デリケートな部分のため、セルフケアがかえって悩みを悪化させることもあります。
コンプレックスを改善するために、美容整形も選択肢のひとつとしてぜひご検討ください。