まぶたのたるみによる影響
眉下切開法は主に上まぶたのたるみにアプローチします。
では、まぶたがたるんでいるとどのような影響があるのでしょうか?
加齢に伴ってなんとなく顔が変わってきた、と感じている方はもしかするとまぶたのたるみが原因かもしれません。
まずはまぶたのたるみが与える影響を解説します!
疲れてみえる
まぶたがたるんでいるとどうしても疲れた印象を与えてしまいます。
たるみによって目元が重たく見えるため、顔全体の印象が暗くなります。
また、眠そう、不機嫌そうといった印象を与えてしまうことも。
さらに、重いまぶたを開けるためにおでこの筋肉を使うようになります。
そうすると額のしわの原因にもなるので、まぶたのたるみが原因で顔全体が老けて見えてしまうのです。
頭痛や肩こり
意外かもしれませんが、まぶたのたるみは頭痛や肩こりの原因にもなり得ます。
まぶたがひどくたるみ始めると、無意識のうちに額の筋肉を使って目を開けるようになります。
必要以上に力を使うことになるので、額や眉上の筋肉は慢性的に疲労してしまうのです。
また、まぶたのたるみの度合いによっては視野が狭くなってしまうケースも。
眼精疲労や頭痛、肩こり、不眠につながることもあるので早めに解消したい悩みですね。
二重幅が狭まる
上まぶたがたるむと、二重幅にまぶたがかぶさります。
二重幅が狭まったり、二重なのに一重にみえたり、目が小さく見えたりします。
目の大きさや開き具合は顔全体の印象も左右するので、コンプレックスにつながることも。
眉下切開法のメリット
さまざまなメリットがある眉下切開法。
では、具体的にどのようなメリットがあるか、順番に見ていきましょう!
傷跡やむくみが目立たない
上まぶたを切開するので傷跡を気にされる方も多いのではないでしょうか?
しかし、眉下切開法では眉毛の下の部分を生え際に沿って切開するため、傷跡が目立ちません。
術後のむくみや腫れも比較的軽いのが特徴です。
術後1週間で抜糸を行いますが、抜糸後はメイクが可能となります。
眉下切開の傷跡や赤みはメイクで十分カバーできますよ。
術後1~2か月ほど経てば傷跡はほとんどわからなくなります。
二重にしなくても良い
まぶたのたるみを取るには必ず二重まぶたにしないといけない、と思っている方も多くいらっしゃいます。
二重にしたくない、一重の方が好き、まわりに気付かれたくないといった方には眉下切開法がおすすめです。
眉下切開法では上まぶたのたるみを取る施術を行いますが、二重まぶたにはなりません。
もちろん、二重施術と組み合わせることで二重まぶたを作りつつまぶたのたるみを取ることも可能です。
額のしわが薄くなる
眉下切開法では眉毛と上まぶたの間の皮膚を切除します。
そのため、術前よりも眉毛の位置が下がることがほとんど。
眉毛の位置が下がると、額の皮膚が下に引っ張られるのでしわが伸びる効果も期待できます。
施術後はまぶたの開きが良くなるので、おでこの力を使って目を開けることもなくなります。
表情じわの改善につながる点も、眉下切開法のメリットといえますね。
まばたきが快適に
まぶたの皮膚がたるんでいると、まぶたが重たくなってしまいますよね。
眉下切開を行いまぶたの開きが良くなるとまばたきが軽く快適になります。
また、まぶたのたるみが視野に影響していた場合は視野も広がりものが見やすくなります。
眼精疲労や頭痛、肩こりといった症状が緩和される場合もあるので、身体の悩みが気になる方も一度専門医に相談してみましょう。
眉下切開法が向いている人
【眉下切開はこんな人におすすめ】 ・まぶたが重い、腫れぼったい ・まぶたに厚みがある ・まぶたの皮膚が伸びてきた ・おでこの力を使って目を開けている ・二重にせずにたるみを取りたい ・眼精疲労、頭痛、肩こりがある ・二重幅が狭くなってきた ・目元をすっきりさせたい |
1つでも当てはまる方は、眉下切開法によって悩みが改善される可能性があります。
二重整形を検討していても、よく話を聞いてみると眉下切開の方が適している場合も。
まぶたの悩み、身体の悩みがある方はお気軽にカウンセリングにお越しください。
眉下切開の注意点
さまざまなメリットが考えられる眉下切開法ですが、リスクがないわけではありません。
リスクをしっかりと理解したうえで施術を選択しましょう。
ケロイド体質の方には不向き
ケロイド体質の方は眉下切開に限らず、切開を伴う美容整形には注意が必要です。
眉毛の生え際といった目立ちにくい部分を切開しますが、体質によっては傷跡が残ってしまうことも。
医師と相談しながら施術を検討してください。
目と眉の距離が縮まる
眉下切開を行うと眉毛の位置が下がります。
そのため、場合によっては眉毛と目の距離が近づきます。
眉と目の距離が近づくことで顔のバランスが整うこともありますが、反対にバランスが崩れてしまうことも。
もともと眉毛と目の距離が近い方は注意が必要です。
目尻付近のたるみ取りがメイン
眉下切開で切除する皮膚の範囲は、目尻にかけて広くなります。
そのため、目尻側の皮膚のたるみ取りが中心となります。
目頭部分のたるみを取りたい、と思っている方は眉下切開では期待する効果が得られないかもしれません。
しかし、目頭部分のたるみに全く変化がないわけではありません。
理想とする変化と実際に期待できる変化を踏まえて、切開のデザインを決めることが大切です。
よくある質問
眉下切開は美容整形の中ではマイナーな施術ではありますが、適応によっては需要があります。
ここでは検討中の方から寄せられる質問をいくつかご紹介します。
Q. ダウンタイムはどのくらい?
眉下切開法のダウンタイムは1~2週間ほど。通常、術後約1週間で抜糸をします。
抜糸後はメイクができるので多少傷跡があっても隠すことができます。
傷跡が心配な方は2週間ほどお休みを確保できると安心ですが、1週間もあれば腫れやむくみはほとんどおさまります。
Q. 眉下切開後にアートメイクしてもいい?
傷跡の上にアートメイクをすることも、アートメイクをしている方が眉下切開を受けることも可能です。
むしろ、アートメイクでカバーできるので眉下切開後にアートメイクをされる方も多くいらっしゃいます。
しかし、術後すぐのアートメイクはおすすめできません。
傷跡が不安定な状態だと、治りが遅くなったり色素沈着を起こす恐れがあります。
アートメイクを検討中の方は、タイミングを医師と相談しましょう。
また、眉下切開を行うと眉の形や位置が変わります。
アートメイクのデザインにも影響する点は理解しておいてください。
眉下切開を検討している方は
まぶたのたるみに悩んでいる方はまずは専門医にご相談ください。
皮膚の切除を伴う眉下切開は、一度行うと戻すことができません。
再手術が難しい施術であるため、医師の技術やセンスが問われます。
切開ラインや切除する皮膚の量によっては不自然な目元になってしまうことも。
自然で美しい仕上がりを得るためには、信頼できる医師に相談しましょう。
まとめ
今回は、まぶたのたるみ取りとして効果的な眉下切開法をご紹介しました。
加齢による皮膚のたるみが原因でまぶたがたるんでしまった場合は、眉下切開法が適しています。
目元の印象は顔全体の若々しさを左右します。
見た目の印象だけではなく眼精疲労や頭痛、肩こりに悩んでいる方ももしかするとまぶたのたるみが関係しているかもしれません。
気になることがあればお気軽にカウンセリングにお越しください。