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2024.5.22

紫外線が毎年強くなっている!?夏の肌トラブルを防ぐ方法やおすすめの美容医療をご紹介

あっという間に夏がやってきますが、日焼けはしたくないですよね。

「日焼け止めを塗り忘れて皮がむけてしまった」「対策したのに焼けてしまった」…

こんな経験がある方も多いでしょう。

赤くなったり黒くなったり炎症を起こしたりする日焼け。

今回は、今年の夏を快適に、楽しく過ごすために必要な紫外線対策について解説します。

今年の紫外線、去年よりも強い?

紫外線グラフ

気象庁によると、ここ30年で平均気温が1.5度以上高くなっています。

毎年、「今年はなんだか去年よりも暑い気がする」と思いませんか?

暑いだけではなく、紫外線の量も増えているため、過ごしづらいと感じる方も多いでしょう。

紫外線量は増加傾向

紫外線インデックス変化グラフ

出典:気象庁 | オゾン層・紫外線の診断情報 | 紫外線の経年変化

気象庁のデータによると、気温だけではなく、紫外線の量も年々増えています。

グラフを見ると、UVインデックス8以上の日数は増加傾向にありますね。

では、UVインデックスとは何なのでしょうか?

UVインデックスとは

UVインデックス表

参照:WHO|Global solar UV index : a practical guide、環境省|紫外線環境保健マニュアル

紫外線指数とも呼ばれるUVインデックス。

5段階に分けられており、紫外線が人体に及ぼす影響を示しています。

グラフを見ると、2023年にUVインデックスが8以上だった日数は、約90日だったことが分かります。

紫外線が「非常に強い」時期が約3か月間もあった、ということになりますね。

紫外線予報

みなさんは、天気予報や紫外線予報を毎日チェックしていますか?

テレビや天気サイトでは、エリア別のUVインデックスが確認できます。

天気や気温だけでなく、紫外線予報を参考に服装や紫外線対策用の持ち物を選べると良いですね。

4~9月は要注意

「まだ春だから大丈夫」「そんなに暑くないから大丈夫」と紫外線対策を怠っていませんか?

環境省の紫外線環境保健マニュアル2020によると、1年間で浴びる紫外線の70〜80%を4〜9月に浴びているのだとか。

猛暑日でなくても、紫外線対策は必須ですよ。

紫外線が及ぼす人体への影響

体内でビタミンDを合成するために必要な紫外線。

カルシウム不足を防ぐためにも、ビタミンDはとても大切な栄養素です。

しかし、紫外線の浴びすぎは人体にさまざまな悪影響を及ぼします。

日焼け

紫外線を浴びると、日焼けしますよね。

・赤くなる
・黒くなる
・かゆくなる
・皮がむける など


このように、日焼けによる症状には個人差があります。

日焼けは皮膚表面の軽いやけどと同じ状態です。

UV-AやUV-Bによって引き起こされる日焼けの症状をそれぞれみていきましょう。

サンタン

紫外線イメージ

波長の長いUV-Aによって引き起こされるサンタン。

真皮層まで届き、シワやたるみの原因となります。

日焼け後、すぐに黒くなる特徴があります。

サンバーン

エネルギーの強いUV-Bによって引き起こされるサンバーン。

主に、表皮層にダメージを与え、赤く炎症を起こします。

シミやソバカスの原因となりますし、重度のものであれば、むくみや水ぶくれが生じることも。

日に当たってから、8〜24時間でピークを迎え、数日間炎症が続くこともあります。

紫外線による肌トラブルを防ぐ方法

シミやシワ、たるみなど、肌の老化は原因の80%が光老化だといわれています。

光老化とは、長年紫外線を浴び続けることで起こる肌の変化のこと。

10代、20代のうちから、紫外線対策を習慣づけることが大切です。

まずは、日焼け止めの正しい使い方を解説します。

日焼け止めを使い分ける

みなさんは日焼け止めをいくつ持っていますか?

強ければ強い方が良い、と常にSPF50+の日焼け止めを使っている方も多いでしょう。

しかし、紫外線防止効果が高ければ高いほど、肌に負担がかかる場合があります。

日焼け止めには「SPF」や「PA」といった指標が記されていますよね。

日常生活用なのか、屋外用なのか、マリンスポーツ用なのか、目的に応じて日焼け止めを使い分けることをおすすめします。

日焼け止めをこまめに塗りなおす

夏は汗をかいたりタオルで汗を拭いたりしますよね。

水に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めを適量塗っていても、長時間持つとは限りません。

絶対に焼けたくない、という方は最低でも2~3時間おきに日焼け止めを塗りなおしましょう。

将来のシミやシワを予防するためにも、日焼け止めはこまめに塗りなおすと良いですね。

日焼け止めをしっかりと落とす

日焼け止めの落とし方によっては、肌に負担がかかってしまいます。

ゴシゴシ擦ったり、クレンジング剤を使わずに洗ったりするのはNGです。

クレンジングオイルやクレンジングバームなどの油分を多く含んだクレンジング剤であれば、乳化してから優しく洗い流しましょう。

敏感肌の方は、クリームやミルクタイプのクレンジングを使うと良いですね。

日焼け止めが肌に残ったままだと、毛穴つまりやニキビの原因となります。

洗い残しがないよう、しっかりと落としてくださいね。

紫外線対策グッズを活用

しっかりと日焼け止めを塗っていても、紫外線が避けられないシチュエーションは多くあります。

紫外線を浴び続けると、活性酸素が大量に発生します。

活性酸素はコラーゲンやエラスチンを破壊したり、疲労の原因となったりします。

日焼け止めだけではなくサングラスや帽子、日傘などのアイテムも上手に使って紫外線対策してください。

美容医療で日焼けケア

どんなに紫外線対策を頑張っていても、日焼けしてしまうことはあります。

海外のマリンリゾートでは、日焼け止めを落とさないと海に入れない場合も。

そんな時は、美容医療を上手に使って日焼け後のケアを行いましょう。

肌を白くする効果のある美容医療、炎症を抑える美容医療をいくつかご紹介します。

炎症を抑える

日焼け後の肌は軽いやけどと同じ状態になっています。

赤みや痛み、かゆみがある場合は、炎症を抑えるエレクトロポレーションがおすすめです。

エレクトロポレーションには、日焼け後の肌を鎮静させる効果があります。

また、保湿効果の高い美容成分や、肌の再生を促すパックを使って日焼け後の肌を整えます。

メラニンを排除

紫外線を浴びるとメラニンが作られ、肌の色が濃くなりますよね。

ビタミンCにはメラニンを作る酵素を弱めるはたらき、メラニン色素の色を元に戻すはたらきがあります。

「肌を黒くしたくない」「肌の色を戻したい」という方には、高濃度ビタミンC点滴がおすすめです。

日焼けしにくく

日焼け対策には、「白玉注射」「グルタチオン注射」などと呼ばれる美白注射も効果的です。

グルタチオンにはメラニンを作らせない、メラニンを黒くしない、といったはたらきがあります。

「日焼けしたくない」「美白効果がほしい」といった方には当院のスキンブリーチングがおすすめです。

まとめ

今回は、年々勢力を増す紫外線から身を守る方法をご紹介しました。

紫外線はビタミンDを作るために必要ですが、浴びすぎると肌トラブルにつながります。

用途に応じて日焼け止めを使い分け、こまめに塗りなおすことで、紫外線から肌を守りましょう。

それでも日焼けしてしまった方や美白効果を得たい方は、美容医療を上手に使って健康で美しい肌をキープしてくださいね。

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