よく聞く鼻整形用語集!「ACR」「ハンプ」「Eライン」あなたは説明できますか?
2023.7.29

よく聞く鼻整形用語集!「ACR」「ハンプ」「Eライン」あなたは説明できますか?

鼻整形に興味がある方や美容クリニックのSNSをチェックしている方は、「ACR」「忘れ鼻」といった専門用語を耳にする機会が多いはずです。

今回は、意外と知らない用語や、知っていると得をする用語をいくつかご紹介します。

専門用語を知っているとカウンセリング時やクリニックを選ぶときにとても便利ですよ。

鼻整形用語

美容クリニックでは医療用語を頻繁に使用します。

それでは鼻整形で使われることの多い専門用語をいくつかみていきましょう。

ACR

ACR(Alar-Columellar Relationship)とは鼻翼(Alar)と鼻柱(Columellar)の位置関係のこと。

左右の鼻翼と鼻柱の3点を結んだ線の形が逆三角形だと美しいといわれています。

ACRを整えることで上品な印象や垢抜けた雰囲気を作り出すことができます。

忘れ鼻

美容クリニックのSNSを見ていて「忘れ鼻」って何?と思ったことはありませんか?

忘れ鼻とはその名の通り、後から思い出したときに印象を忘れてしまっている鼻のことをいいます。



例えば高すぎる鼻、大きすぎる鼻、ブタ鼻、魔女鼻など

何か特徴があれば鼻の印象は強く残ります。

印象に残ることは悪いことではありませんが、鼻が悪目立ちしてしまうことで顔全体の美しさがマイナスになることも。

悪目立ちする原因をなくすことで自然で目立たないナチュラルな「忘れ鼻」を手に入れることができるのです。

ハンプ

ハンプとは凸状の出っ張りを指します。

安全対策として道路に設けられたふくらみもハンプと呼ばれています。

鼻整形で言うハンプとは、鼻筋にできたコブのような出っ張りのこと。

鼻骨や外側鼻軟骨、鼻中隔軟骨の発達が原因で起こります。



ワシ鼻、カギ鼻、魔女鼻と呼ばれる鼻にはハンプがあります。

ゴツゴツとして見えるため男らしく強い印象を与えます。

まっすぐ通った鼻筋を手に入れるためには、ハンプの部分を専用のやすりで削る「ワシ鼻修正」を行います。

骨を切除する「ハンプ切除」という方法もありますよ。

骨切り

骨切り(こつきり)と聞くと少し怖いイメージがありませんか?

美容整形ではの手術以外にもエラやほほ、あごに対して骨切りを行うことがあります。



鼻整形における骨切りは、主にワシ鼻の解消や太い鼻筋を細くするために行います。

骨格を変える場合、皮膚や脂肪、筋肉にアプローチするよりも大幅な変化が期待できます。

しかし、その分強い腫れや内出血を引き起こす可能性もあります。



プロテーゼや軟骨の挿入、鼻尖形成で低い鼻を高くすることはできます。

反対に、大きな鼻を小さくしたい、太い鼻を細くしたい、というように大→小の変化を望む場合、骨切りを選択肢に入れることがあります。

プロテーゼ

医療用のシリコンで作られた人工軟骨であるプロテーゼ。

鼻筋に挿入することで形を整えたり高さを出したりします。

鼻の穴の中を切開して挿入すれば外から傷跡が見えません

そのため、鼻プロテーゼはまわりにバレずに鼻の形を整えたい方にとても人気があります。



鼻プロテーゼは「I型」「L型」の2種類に分けられます。

当院では安全面からI型プロテーゼを使用しています。

L型の場合、鼻筋と鼻先を同時に高くすることができる一方、

鼻先が透けたりプロテーゼが皮膚を突き破ってしまう恐れがあります。

過去にL型プロテーゼを挿入した方は、I型のプロテーゼに入れ替えを検討してみても良いかもしれません。

フィラー

フィラーとは充填剤という意味の単語で、美容業界では注入物を指します。

しわ改善のためにヒアルロン酸を注入する施術、

注入により高さや形を変える施術を総じてフィラーと呼んでいます。



「鼻ヒアル」「鼻フィラー」などさまざまな呼び方があるヒアルロン酸隆鼻術ですが、実は医師の間で賛否が分かれています。


【鼻へのフィラーでのデメリット】
・血流障害のリスク
・持続期間が短い
・製剤が柔らかいと横に広がり鼻筋が太くなる


鼻へのヒアルロン酸注入は注射だけで鼻を高くすることができます。

施術時間が短くダウンタイムが短い一方、血流障害の危険性が高まります。



また、ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収される成分。

外科的施術に比べて持続期間が短い点がネックとなります。

そのため、形状を保つためには定期的な注入が必要です。

ヒアルロン酸隆鼻術は一歩間違えると失明につながってしまうので、施術選択は慎重に行いましょう。

Gメッシュ

GメッシュとはPCL(ポリカプロラクトン)でできたメッシュ状の吸収糸のこと。

鼻やあごのプチ整形に使用されます。



鼻に使用する場合は、鼻先に1mmほどの小さな穴を開けなければなりません。

特殊な針を使って鼻先から鼻筋にかけて糸を通します。

一般的には2~4本ほど挿入しますが、仕上がりのデザインに応じて本数を決めていきます。

ただし、Gメッシュを使った鼻整形では大きな変化が望めません

術前と術後の変化が分かりにくい点がデメリットです。



Gメッシュを使ったプチ整形はヒアルロン酸隆鼻術と比較されることの多い施術。

どちらも持続効果に限りがありますが、Gメッシュの方が若干長く持つといわれています。

Eライン

Eライン(エステティックライン)とは、鼻先とあご先を結んだラインのこと。

横顔の美しさを判断する基準にもなっています。

唇がEライン上、もしくは線の内側に位置していると美しいバランスといえます。



Eラインは鏡を見たり写真を撮ったり、指を添えたりするだけで簡単に確認することができます。

美容整形を検討中の方は、Eラインをチェックして足りない部分を探すと良いでしょう。



例えば鼻に高さが出ればEラインが整う、という方は鼻を高くする施術を検討してみてください。

口が出ているという方は歯列矯正も良いでしょう。

あごが下がっている場合は、ヒアルロン酸の注入あごプロテーゼの挿入という選択肢もありますよ。

まとめ

今回は鼻整形に関する専門用語ということで

「ACR」「忘れ鼻」「ハンプ」「骨切り」「プロテーゼ」「フィラー」「Gメッシュ」「Eライン」

についてご紹介しました。



専門用語や部位の名称を知っておくだけで、カウンセリング時に希望の仕上がりを口頭で伝えやすくなります。

上手く伝えられないことが原因で仕上がりに満足できないのは残念です。

思いを表現するためにも専門用語や医療用語を知っておくことは大切です。

イメージする写真を持参することもおすすめの方法ですよ。

Related
関連する施術
GBCソフトプロテーゼイメージ
周りに気付かれない、
自然で美しい鼻を手に入れよう

鼻の内側を少し切開し、プロテーゼという人工軟骨を鼻筋に沿って挿入することで、自然で美しい鼻のラインを、半永久的に維持することができます。切開するのは、鼻の内側ですので、傷は目立ちません。また、プロテーゼは体内で変質(腐敗)しない素材でできているため、安心です

鼻尖形成術(だんご鼻解消)イメージ
存在感ある丸い鼻から、
スッキリと整ったキレイな鼻へ

団子鼻となる原因のうち、軟骨が発達したケースに適しているのがこの鼻尖形成術です。余分な軟骨を切り取り、すっきりと細い鼻先に仕上げます。効果は半永久的に続きます。手術方法は、鼻先の軟部組織を少しだけ取り除くことです。これにより、鼻先がシャープになり、知的な印象を与える鼻になります。また、鼻翼軟骨と呼ば

鼻尖形成術3D法イメージ
丸い鼻から、
自然でシャープな高い鼻へ

鼻尖形成術に比べより広範囲に剥離を行い、左右の鼻翼軟骨の周辺組織を処理する鼻尖形成MAXです。より立体的に鼻翼軟骨を持ち上げることにより、鼻先をよりシャープに形成することが可能になります。丸い鼻を解消しながら全体的に高くしたい患者様に適しており、鼻翼軟骨と呼ばれる「鼻の穴の形を維持する軟骨」が丸く広

鼻翼縮小術(小鼻縮小術)イメージ
存在感あり過ぎの鼻を
スッキリ美しく整えよう

鼻翼の形を小さく整形し、自然で美しい鼻に整える方法です。小鼻のふくらみの改善、笑ったときの小鼻の広がりを、目立たなくします。患者様の小鼻の状態に合わせて、最適な方法を選択できます。小鼻の幅や大きさを調整し、患者様の顔立ちに合う鼻に仕上げます。患者様の鼻の状態に合わせ、最適な施術方法を選択でき、効果は

鼻柱下降術イメージ
小鼻にお悩みなアナタへ。
自然で理想的な鼻を手に入れよう!

鼻柱下降術は、小鼻の美しいラインを作るための術式です。 鼻柱とは、二つの鼻の穴を隔てている壁の先端の部分です。お顔を横から見たとき、鼻柱が小鼻に隠れて見えない患者様にお勧めする施術です。鼻尖形成術で鼻先を整え、耳の軟骨を鼻柱に縫い付けて鼻柱を下方に伸ばします。引っ込んでいる鼻柱を引き出し、下向きに変

ワシ鼻修正術イメージ
余分な骨とはサヨナラ。
美しい横顔と出会うために

ワシ鼻は、鼻筋の中央部分にある骨(これは固い骨)と、軟骨との接合部分が発達して盛り上がっているために「横から見ると鼻筋が弓なりに見える」という形状です。まずは、お顔全体の骨格から、最適な鼻のラインを診断します。デザインしたラインに沿って、切除する鼻骨の部分を決め、まっすぐな鼻に修正します。突出部分を

Category
記事のカテゴリーとキーワードをご紹介
Category 01
新着記事
Category 02
杉崎理事長の著書
Category 03
鼻の整形
Category 04
目の整形
Category 05
美容整形
Category 06
美容皮膚科