女性の横顔とL型プロテーゼ
2024.2.5

鼻プロテーゼの抜去方法とは?プロテーゼの抜去すべきケースや起こりうるトラブルをご紹介!

プロテーゼによる鼻整形を受けても、

「理想の仕上がりにならなかった」「痛みや腫れが長引いた」

術後のトラブルに悩まされる方もいらっしゃいます。

鼻プロテーゼは抜き取ることができます。

今回はプロテーゼを抜去する手術方法や抜去すべきケースについてご紹介します。

鼻プロテーゼの種類

プロテーゼの抜去についてお話しするうえで、まずはプロテーゼの種類について理解しておきましょう。

一般的に「L型」と「I型」に分けられる鼻プロテーゼ。特徴や違いについてご紹介します。

L型プロテーゼ

その名の通りアルファベットのL字状のプロテーゼ。鼻筋から鼻先までを1つのプロテーゼで覆うことができます。

全体的な高さを出すことに優れていますが、鼻先への負担が大きい点がデメリット。

炎症や感染のリスクが高まるので注意が必要です。

また、アップノーズになりやすいこともあり、最近では取り扱っているクリニックは少なくなりました。

I型プロテーゼ

鼻筋の形を整えたり高さを出すために使用されるI型プロテーゼ。

鼻先に負担がかからないため、L型プロテーゼに比べると炎症や感染のリスクが抑えられます。

また、挿入位置を自由に決められるため、仕上がりの美しさに定評があります。



ただし、I型プロテーゼのみで鼻先を高くしたり形を整えることはできません。

鼻全体を整えるためには、鼻尖形成などの手術を組み合わせる必要があります。

鼻プロテーゼを抜去すべきケース

せっかく鼻プロテーゼを挿入しても、抜かなければならない場合も。

では、どのようなケースがあるのでしょうか?

プロテーゼが曲がっている

鼻プロテーゼは通常、骨膜下に挿入されます。

しかし、医師の技術力などが原因で骨膜の上に挿入されてしまった場合は、プロテーゼがしっかりと固定されません。

鼻の中でプロテーゼが動いたり曲がったりしていまいます。このような場合はプロテーゼを抜去する必要があります。

鼻筋が不自然

仕上がりに納得できなかった場合は、プロテーゼを抜いて再度入れなおした方が良いかもしれません。

プロテーゼを入れ替えることで鼻根部や鼻筋の高さ、細さの調整が可能になります。

抜去と入れ替えは同日で可能なことが多いので、一度クリニックにご相談ください。

皮膚が薄くなってきた

鼻先に負担のかかるL型プロテーゼが入っている場合、年数が経つと皮膚が薄くなることがあります。

中にはプロテーゼが透けて見えているといったケースも。

放っておくと鼻先が赤くなったりプロテーゼが飛び出してきてしまうこともあるので、早めに抜去することをおすすめします。

感染が疑われる

シリコンプロテーゼのリスクとしてまれに感染が起こることがあります。

細菌感染を起こすと赤みや腫れ、痛みが生じます。

最悪の場合細胞の壊死なども考えられるため、感染の可能性がある場合は早急にプロテーゼの抜去をご検討ください。

石灰化して不便

【プロテーゼが石灰化する原因】
・プロテーゼの質が悪い
・施術が不十分だった
・長年経過した

プロテーゼが石灰化すると、表面が凸凹して見えます。

触ると硬い場合もあるので抜去した方が良いかもしれません。

鼻プロテーゼ抜去の流れ

プロテーゼ抜去手術とは、一度挿入したプロテーゼを取り出し鼻を元の状態に戻す手術のこと。

挿入した日から時間が経てば経つほど難易度は上がります。

ここでは、プロテーゼを抜去する一連の流れをご紹介します。

カウンセリング・診察

まずは鼻の状態を確認し、悩みやご希望をお伺いします。

プロテーゼを抜去するべきかどうか、抜去するだけでよいのか、抜去後入れ替えが必要なのか…

リスクをしっかりと理解し納得したうえで施術をご選択ください。

手術の流れや費用、アフターケアや保証に関して分からないことがあればカウンセリングの段階で解消しておきましょう。

デザイン

カウンセリングで相談した内容を再度医師と確認します。

当院では3Dシュミレーションを行っています。

術後のイメージを医師と共有しやすくなるだけではなく、仕上がりをイメージしやすくなるので上手に活用してくださいね。

施術

決定したデザインに沿ってマジックでマーキングを行います。麻酔後、施術開始です。

当院では、プロテーゼの抜去や挿入をする際、鼻の穴の中を切開して施術します。

そのため、傷跡が外側から見えることはありません。

アフターケア

通常、術後1週間後に抜糸を行います。手術後の腫れや痛みなど、気になることがあればお話しください。

その後も定期的にご来院いただきます。術後の経過を撮影したり診察させていただくので、不安があればその都度遠慮せずにお話しください。

鼻プロテーゼ抜去の注意事項

ダウンタイムを伴うプロテーゼの抜去。

術後の注意事項や禁止事項、施術に対する費用について詳しくご紹介します。

施術を検討中の方は是非参考にしてくださいね。

ダウンタイム

・赤み
・腫れ
・内出血
・痛み
・出血 など

術後はほとんどの場合ダウンタイムが生じます。

赤みや腫れは2~3日をピークに、1週間ほどで目立たなくなることがほとんど。



患部が青紫色になる内出血も、1~2週間かけて自然に消失していきます。

患部が痛む場合もありますが、処方された鎮痛剤で充分に抑えられます。

傷口からの出血も考えられますが、こすらないようにそっと拭き取るようにしましょう。

細菌感染

ごくまれに、手術による細菌感染が起こることがあります。

感染が疑われる場合は抗生物質の投与、洗浄処置、異物の除去などを行います。

適切な処置を早急に受けることが大切なので、経過観察を行い変化を毎日チェックしておきましょう。

注意点・禁止事項

洗顔や洗髪、シャワーは当日から可能です。しかし、むやみに触ったり濡らすことは控えましょう。

患部に刺激を与えないようにご注意ください。入浴やサウナ、飲酒や激しい運動も1週間ほどは控えてください。

また、1か月ほどは鼻をかんだり鼻をほじったりしないようにしましょう。

就寝時はうつ伏せや横向きで寝ると鼻に負担がかかってしまいます。クッション等を用いて頭を高くして仰向けでお休みください。

施術にかかる費用

プロテーゼ抜去にかかる費用は、クリニックによって異なります。

また、当院で挿入したプロテーゼを抜去する場合、他院で挿入したプロテーゼを抜去する場合によっても費用が異なる可能性があります。

【プロテーゼ抜去費用の相場】
・当院プロテーゼの抜去:8万円~
・他院プロテーゼの抜去:22万円~
・プロテーゼ抜去+鼻尖形成術:60万円~

一般的な相場を見ると、同じクリニックでプロテーゼを抜去することが最も低コストといえますね。



しかし、手術に納得いっていないことや既にトラブルが起こっている場合が多いです。

そのため、他院で再手術を受けたいと思う方が多くいらっしゃいます。

費用だけではなく医師の信頼性も重視してクリニックを選ぶと良いでしょう。

クリニック選びのポイント

難易度の高い鼻プロテーゼ抜去手術を受ける際は、より信頼できる美容クリニックを選ぶことが大切です。

失敗しないクリニックの選び方をご紹介します。

実績のあるクリニックを選ぶ

多くの症例をこなしているクリニックは、それだけ施術についての知識が深く信頼できます。

イレギュラーな事例に対する対応力を見るためにも、実績をチェックしておくことは大切なこと。

事前にホームページやSNSなどで手術の症例や実績を確認しておきましょう。

カウンセリングが丁寧か

施術前のカウンセリングも非常に重要なポイントです。

【カウンセリングで見るべき点】
・具体的な施術提案があるか
・リスクや副作用を説明しているか
・使用するプロテーゼの素材が明確か
・費用に関する全ての項目が明確か
・カウンセリングに時間をかけているか

説明に納得できない場合や希望する施術が受けられない場合は、クリニック選びから再度検討することをおすすめします。

カウンセリングで不安や疑問をすべて解消したうえで施術に臨むようにしましょう。

アフターケアや保証

術後のケアの有無、サービスの手厚さ、親身さも重要な要素ですよ。

ダウンタイム中の過ごし方やケアの手順、痛みや腫れに対する対応はクリニックによって異なります。

アフターケアや万が一の保証に関してもしっかりと説明を受けておきましょう。

専門医に相談

鼻プロテーゼ挿入は、理想の鼻を手に入れるための手段です。

しかし、残念ながらトラブルが起こったり仕上がりに満足できないことも。

深刻な事態を防ぐためにも、不安要素があれば早めに専門医にご相談ください。



鼻はとても複雑な構造をしています。

プロテーゼの挿入や抜去で後悔しないためには、腕の良い信頼できる医師を選択することが大切です。

まずは経験豊富な医師が多数在籍するグローバルビューティークリニックにご相談ください。

まとめ

今回は鼻プロテーゼの抜去について詳しくご紹介しました。

過去に挿入したプロテーゼに問題がある場合、仕上がりに満足できていない場合…

さまざまな理由からプロテーゼの抜去を検討される方がいらっしゃいます。



せっかく鼻整形を受けるなら理想の仕上がりを手に入れたいですよね。

クリニックや医師選びは慎重に行い、満足のいく施術が受けられるよう今回ご紹介したポイントに注目してみてくださいね。

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