糸だけでできる小鼻縮小 でもそれってホントに大丈夫?
2022.12.15

鼻整形手術の具体的方法~縫うだけの 小鼻縮小術~

鼻整形

「小鼻が大きい気がする」「小鼻のふくらみをスッキリさせたい」こう思う女性も、世の中にはたくさんいます。一方で「メスを使った手術はちょっとコワイ」など、手術に対する抵抗を強く感じる女性が多いのも事実です。このような女性が希望する鼻整形法の一つに『縫うだけの小鼻縮小術』があります。しかし、当クリニックではお勧めはしていません。それはなぜか。今回は、『縫うだけの小鼻縮小術』の概要と、お勧めしない理由について見ていきましょう。

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縫うだけのプチ整形?『小鼻縮小術』とは

小鼻縮小のイメージ

この鼻整形法は、簡単にいえば「右の小鼻の外側から、左の小鼻の方へ、左の小鼻の外側から右の小鼻の方へ糸を通し、互いに引き寄せるように結んでしまうことで、小鼻の幅を小さくする」という方法です。

「小鼻の外側に…」とはいえ、糸の端は埋没※させるので、小鼻の外から糸が見えることはありません。

この鼻整形術が向いているのは

小鼻を小さくしたい
・ 笑うと小鼻が広がって余計大きく見えてしまう(だから何とかしたい)
鼻の穴が見えないようにしたい
・ (ヒアルロン酸注入などで)鼻は高くなったので、鼻先・小鼻もスッキリさせたい

このような悩みを持った方です。


※ 埋没:うずもれて見えないようにすることです。「世にうずもれて人に知られない」という使い方もあります。

笑ったときに小鼻が広がる

また、小鼻縮小術で得られる効果としては、「小鼻を小さくする」「笑ったときに広がる小鼻を広がりにくくする」「鼻の穴が見えにくくなる」などが、うたわれていることが多いようです。

縫うだけの「小鼻縮小術」であれば、鼻や顔にメスを入れるわけではありませんので、腫れ痛みは手術よりも軽めになりますし、ダウンタイムも短いといえます。

洗顔メイクも、早ければ翌日には可能になります。鼻周囲以外のメイクであれば、当日でも可能。


鼻周囲については、施術当日はマスクをすることで、メイクをしていないことはカバーできます。

人によっては腫れや痛みが出ることもありますが、強く鼻全体を動かしたり、小鼻の周りに必要以上に触れないようにすれば、数日程度で治まります。


手術時間は10~20分ほど、費用は20~30万としているところが、多いようです。

スッキリ細身の小鼻は、美人の条件の一つ

スッキリ細身の小鼻は、美人の条件の一つ

もちろん、大きく広がった小鼻よりも、スッキリと細くまとまった小鼻は、美人の条件の一つです。

小鼻の場合、大きな変化ではなく、少しの変化が加わっただけでも、顔全体の印象が変わります。

広がった小鼻にコンプレックスを感じる人は、何らかの方法で「スッキリ細身の小鼻」を目指すのが良いでしょう。


特に、日本やアジアに多いとされる、鼻先や小鼻が丸く膨らんでいるような「団子鼻」や、鼻先が丸く大きく小鼻が横に膨らんでいるような「ニンニク鼻」の人は、「小鼻の広がり」に悩む人が多いでしょう。


中でもニンニク鼻」の人は、笑うと小鼻がさらに横に広がり、顔全体のバランスが崩れてしまうこともあるため、「人前で笑いたくない」として、だんだんと笑顔が少なくなってしまうこともあります。

笑顔」はそれだけで、周りの人をハッピーにするわけですから、もったいないですよね。


それでも、「顔にメスを入れたくない」と考える女性は、比較的短時間、傷が少なく回復が早い、ダウンタイムも少ない、などという理由から、この「縫うだけの小鼻縮小術」を勧められることが多いようです。

当院でも、お客様が強く希望すれば、「縫うだけの小鼻縮小術」を行うこともあります。

費用は28万円です。

杉崎流、縫うだけの小鼻縮小術を勧めない理由

さて、冒頭でも触れましたが、実は僕自身、この術式をお勧めはしていません。

理由は簡単です。「小鼻をスッキリさせる」という意味での根本的な改善策ではないため、すぐに元に戻ってしまう可能性があるからです。

元に戻ってしまうまでの時間には、個人差がありますが、おおよそ3~6ケ月程度と考えて頂くと良いでしょう。


縫うだけの小鼻縮小術」は、まず小鼻の周囲に局所麻酔をします。

その後、糸(溶ける吸収糸、あるいは溶けない非吸収糸)を使い、左右の小鼻に針を使って通し、引き寄せる様に引っ張ります。

ちょうど良い幅まで引き寄せたら、糸を縛り、結び目を埋め込みます。


しかし、時間の経過とともに、糸をかけている部分の組織(小鼻の奥の方なので、外からは見えません)が裂けてしまうのです。

元々、小鼻が大きい人、あるいは小鼻が横に広がってしまっている人は、スッキリした鼻先の人よりも、小鼻の皮膚や皮下組織が多いのです。

ですから、それを切除することなく、糸だけで無理に引き寄せようとしても、無理な力がかかってしまいます。

また、両側からギュッと引っ張っているため、ひきつったような不自然な形の小鼻になってしまうこともあります。


この記事の最初の方で「鼻の穴が見えにくくなる」というメリットがうたわれていると書きました。

しかし、鼻の穴が見えている理由が「鼻筋が短い」「鼻筋が上を向いている」などのような、鼻先の形状的な問題である場合は、小鼻を引き寄せるだけでは鼻の穴を見えにくくすることはできないのです。


これらが、僕が「縫うだけの小鼻縮小術」をお勧めしていない理由です。

おわりに

たしかに、メスを使わずに「縫うだけで小鼻が縮小できる」なら、メリットも沢山あるように見えます。

特に「メスを入れたくない」これは、手術を避けたいもっとも大きな理由でしょう。


しかし、数か月で元に戻ってしまう可能性があること、根本的な解決方法ではないことから、やはり僕自身、お勧めはしません。

事前のカウンセリングで、これらのメリットデメリットをよく話し合った上で、自分に合った鼻整形方法を選択しましょう。

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