激しいたるみの解消法
前回ご紹介した「糸リフト」は、あくまでも皮膚を吊り上げているだけですから、伸びてたるんだ皮膚を縮めているわけではありません。
たるみが大きい状態で「糸リフト」を行っても、不自然な仕上がりになり満足のいく効果は得られません。
ですから、たるみの程度が大きい人の場合は「糸リフト」ではなく「切るリフト」をおすすめします。
切るリフトアップ
具体的には耳の前方にある軟骨のラインに沿って、耳の下から裏側近くまでの皮膚を切開します。
SMAS(表情性筋膜)を切って縫い縮め、余分な皮膚を切除して縫合するという方法です。
「切るリフト」は「糸リフト」に比べて費用もダウンタイムも増します。
しかし、「糸リフト」よりも効果が持続します。
たるみ改善において最も効果的な術式といえますね。
SMASとは?
SMAS(スマス)とは簡単に言うと皮膚の土台となる筋膜の部分です。
顔の皮膚を支えているとても重要な組織なのです。
たるみが気になる皮膚の土台にアプローチすることで、根本的なたるみ改善につながります。
リフトアップにおいてポイントとなるのは、皮膚だけではなくSMAS(筋膜)も一緒に引き上げられているかどうかです。
フェイスリフトの効果
切開部位やデザインの調整が可能なので、耳の下から首にかけて引き上げることもできます。
顔のたるみ解消だけではなく、首のたるみ解消やフェイスラインをシャープに整えることも可能です。
首から胸元にかけてのデコルテには年齢があらわれやすいと言われているので、この部分のたるみを解消するだけでも大きな若返り効果が期待できます。
ダウンタイム
皮下を剥離するため、術後3日間はフェイスバンドで圧迫する必要があります。
ダウンタイムには個人差がありますが、術後しばらくは耳前の傷が残ることもあります。
フェイスバンドをしっかりと着用することで腫れが少なく済みます。
術後の過ごし方
顔を濡らさなければ手術当日からシャワーを浴びても構いません。
抜糸は術後5~7日後に行います。
3日間ほどは外出を控えてゆったりと過ごしましょう。
重要なのは医師選び
また、同じ場所にある傷跡でも、医師の技術によって仕上がりの美しさには差が出ます。
仕上がりの美しさは、皮膚や筋肉のたるみ具合、脂肪量などを見極めて的確な切除ができるかどうかにかかっています。
ですから、事前のカウンセリングでしっかりと丁寧に説明してくれる医師を選ぶことも大切です。
まとめ
今回は、切るリフトアップである「GBCフェイスリフト」をご紹介しました。
ダウンタイムはありますが、リフトアップ施術の中で最も効果の高い「切るリフト」。
決して安くない費用をかけて施術を受けるわけですから、後悔してほしくありません。
お客様自身も知識を備えて、しっかりとカウンセリングを受けるところから始めてみてください。