鼻のヒアルロン酸注射の特徴
手軽に受けられるヒアルロン酸注射による鼻整形。
多くの美容クリニックが取り入れている施術なので、気になっている方も多いのではないでしょうか?
まずは、鼻のヒアルロン酸注射の効果やメリットなどの特徴をご紹介します。
プチ整形
鼻のヒアルロン酸注射は、メスを使わず手軽に受けられることからプチ整形と呼ばれます。
鼻プロテーゼや軟骨移植などの手術に比べるとハードルが低く、美容整形に抵抗がある方にも人気があります。
成分の安全性
ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分なので、安全性が高いです。
また、保水力に優れた成分なので、注入部位の水分を抱え込むことで肌にハリや弾力を与えます。
鼻にヒアルロン酸を入れることで、皮膚の下に水のクッションを作り、盛り上げるようなイメージですね。
ヒアルロン酸注射の効果
ボリュームを出す位置や量を調整しながら製剤を注入していきます。
そのため、鼻筋を整えるだけではなく、鼻の付け根の段差解消、鼻のゆがみを修正するといった効果も期待できます。
効果の持続期間
ヒアルロン酸には体内に吸収されてしまう特徴があります。
そのため、注射によって製剤を注入しても効果が永遠に続くことはありません。
鼻の高さを維持するために定期的な再注入が必要になる点はデメリットでしょう。
また、美容整形に用いられるヒアルロン酸は、ヒアルロン酸を加工した「ヒアルロン酸製剤」です。
メーカーや種類もさまざまで、それぞれ特徴や効果の持続期間が異なります。
鼻のヒアルロン酸注射はこんな人におすすめ
①プチ整形を試してみたい ②長期休暇が取れない ③手術に抵抗がある |
このような方にはヒアルロン酸によるプチ整形が向いています。
3通りの場合について詳しくみてみましょう。
①プチ整形を試してみたい
メスを使った鼻整形を受ける前に、ちょっとだけ試してみたい、という方にはプチ整形がおすすめです。
プチ整形は
「ダウンタイムが不安」 「周りにバレたくない」 「予算をおさえたい」 |
といった方におすすめです。
しかし、鼻のヒアルロン酸注射では、外科手術ほどの効果は得られません。
いずれ吸収されるのでやり直しがきく点はメリットかもしれませんね。
②長期休暇が取れない
鼻整形に時間をかけたくない方、ダウンタイムに充てる休暇が取れない方にはプチ整形である鼻のヒアルロン酸注射が人気です。
外科手術を受けると、術後のダウンタイムは避けられません。
鼻の手術の場合、腫れや赤み、痛みや内出血といった症状を伴うこともあります。
メイクや入浴、運動などが制限される場合もあるので、日常生活に支障が出る可能性も。
一方で、鼻のヒアルロン酸注射では、多くの場合ダウンタイムは1~2日ほどです。
施術時間も5~10分ほどですから、スキマ時間で受けられる施術といっても過言ではありません。
そのため、忙しくて時間に余裕がない方、ダウンタイムに不安を感じている方にはおすすめの施術ですね。
③手術に抵抗がある
「メスを使った鼻整形に興味はあるけど手術は怖い」 「失敗しないか不安」 「傷跡が消えなかったらどうしよう」 |
このような不安を抱えている方にとって、プチ整形である鼻のヒアルロン酸注射はとても魅力的でしょう。
しかし、鼻のヒアルロン酸注射には重大なリスクが隠れているのです。
目に酸素や栄養を運ぶ動脈に誤ってヒアルロン酸製剤を入れてしまうと、血流障害や失明につながります。
手軽で人気のある施術ですが、同時に重大なリスクと隣合わせなので注意が必要です。
鼻のヒアルロン酸注射の効果はいつまで?
ヒアルロン酸注射のデメリットは、効果が永遠には続かない点。
人工的に加工されたヒアルロン酸製剤は、徐々に体内に吸収されていきます。
個人差はありますが、半年~1年ほどで完全に消滅してしまうでしょう。
ヒアルロン酸の効果の目安
・ビタールライト:3~6か月 ・クレヴィエル:6か月~1年 ・ボリューマXC:1~2年 ・スタイレージ:1~3年 ・ボラックス:3年 |
上記は一般的な数値で、注入量や部位、体質によって持続期間は異なります。
クリニックによって使用するヒアルロン酸製剤も異なるので、カウンセリング時に確認しておきましょう。
半永久的な効果を得る方法
鼻の施術を受けるのであれば、より長く持続させたいですよね。
ヒアルロン酸注射で半永久的な効果を得る方法、美容整形で半永久的な効果を得る方法をそれぞれご紹介します。
定期的なメンテナンス
ご紹介したように、1度のヒアルロン酸注射で半永久的な効果を得ることはできません。
しかし、定期的な注射は可能です。
つまり、ヒアルロン酸注射で鼻の高さをキープするためには、一生クリニックに通い続ける必要があるのです。
低価格だからと始めたプチ整形が、最終的な総額ではメスを使った手術を上回ってしまうかもしれません。
通院回数や危険性も考えると、1度で一生ものの鼻が手に入る外科手術の方が良いでしょう。
1度の美容整形
メスを使った鼻整形は、一見ハードルが高く抵抗がある方も多いでしょう。
しかし、安全面や最終的な通院回数を考えると鼻のヒアルロン酸注射よりもおすすめできます。
もちろん、メスを使った手術なので、ダウンタイムや術後の生活におけるデメリットは考えられます。
それ以上にメリットが多いのが鼻整形なので、プチ整形を検討中の方は一度美容整形と比較してみてはいかがでしょうか?
効果重視なら鼻整形がおすすめ
プチ整形による鼻整形では一時的な効果は得られますが、せっかくなので半永久的な効果を得たいですよね。
一生ものの鼻を手に入れたい方におすすめの鼻整形をいくつかご紹介します。
・プロテーゼ隆鼻術 ・鼻尖形成 ・鼻尖部軟骨移植 ・鼻翼縮小 |
それぞれの手術のメリットや特徴を簡単にご紹介します。
プロテーゼ隆鼻術
鼻筋をまっすぐ整えたい方におすすめの「鼻プロテーゼ」。
医療用の人工軟骨であるシリコンプロテーゼを鼻筋に挿入します。
当院では鼻の穴の中を切開し、プロテーゼを挿入するので、鼻の見える部分に傷跡が残ることはありません。
プロテーゼの形や大きさは、理想の鼻の高さや骨格に合わせて調整できるので、仕上がりをある程度コントロールできる点がメリットです。
鼻尖形成
鼻先を小さく整えたい方には「鼻尖形成」がおすすめです。
クローズ法では鼻の穴の中にメスを入れるため、術後の傷跡は目立ちません。
鼻先の形を決める鼻翼軟骨に直接アプローチする手術なので、鼻のヒアルロン酸注射と違って効果は半永久的に続きます。
手術を受けて鼻先の形が整えば、鼻全体の印象も変わり、理想の鼻に近づくでしょう。
軟骨移植
「鼻尖部軟骨移植」や「鼻柱下降術」では耳の軟骨を鼻に移植します。
耳の穴付近の「耳珠軟骨」やマスクのひもが当たる部分にある「耳介軟骨」などを使用します。
鼻整形で自家組織を使用する場合、アレルギー反応や異物反応が出にくい点がメリットとして挙げられます。
軟骨の量を調整したり、加工して形を変えることで仕上がりをコントロールできる点もメリットですね。
鼻翼縮小
小鼻の広がりが気になる方には「鼻翼縮小」がおすすめです。
鼻翼縮小は、鼻の穴の大きさや小鼻の膨らみ具合によって術式が異なります。
例えば鼻の穴が大きい方には「内側法」、鼻の穴が小さく小鼻に厚みがある方には「外側法」が適しています。
カウンセリングでは、顔全体のバランスや鼻の特徴に合った方法をご提案いたします。
鼻整形における注意点
切開を伴う鼻整形は、プチ整形と違って効果が半永久的に続きます。
裏を返せば、やり直しがきかない場合があるのです。
満足のいく仕上がりを目指すためにも、手術を受ける際に注意すべきポイントを2つご紹介します。
納得いくまで相談する
鼻整形に限ったことではありませんが、ご自身が納得するまで医師に説明を求めることはとても大切なことです。
少しでも疑問や不安が残る場合は、手術前までには必ず解消しておきましょう。
完成イメージがあやふやで、医師が思い描く仕上がりとズレが生じていれば満足いかない結果となるでしょう。
理想の鼻をしっかりと医師に伝え、イメージをすり合わせておくことで理想の鼻に近づきます。
信頼できる医師を選ぶ
・質問したくてもできない ・質問に対する答えが適切ではない ・医師によるカウンセリングが短い… |
このような場合は別のクリニックを探した方が良いかもしれません。
セカンドオピニオンを活用する
◆セカンドオピニオンとは? 主治医の治療方針を別の医師や別の病院で客観的に評価してもらうこと。「第2の意見」とも呼ばれています。 |
一般の病院だけではなく、美容整形においてもセカンドオピニオンを参考にすることはとても大切です。
「本当にこの施術は正しいのか」
「別の施術の方が自分に合っているのではないか」
このような不安がある場合は、別のクリニック、別の医師に意見を求めても良いですよ。
また、受けた手術に納得いかなかった場合、別のクリニックで修正手術を受けることも可能です。
担当医が信頼できない場合や、仕上がりに満足できない場合は、他院・他の医師に相談しましょう。
当院でも「他院修正」を行っているので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、手軽に鼻整形が試せる鼻のヒアルロン酸注射、外科手術を伴う鼻整形についてご紹介しました。
鼻のプチ整形はダウンタイムや予算重視の方におすすめですが、定期的なメンテナンスが必要で、そのたびに重大なリスクと隣合わせになります。
一方で、鼻の外科手術は決して安くはありませんが、正しい施術を受ければ一生ものの美しい鼻が手に入ります。
当院では無料カウンセリングを行っており、ひとりひとりに合ったおすすめの鼻整形をご提案いたします。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。