ブロッコリーがランクアップ!?
最近ブロッコリーが格上げされたと話題になりましたね。
指定野菜が追加されるのは半世紀ぶりで、ジャガイモ以来の快挙なのだとか。
では、指定野菜とはいったい何なのでしょうか?
指定野菜とは?
農林水産省が定める指定野菜。
出荷量や消費量が多い野菜、今後消費量が増える見込みのある野菜が指定野菜となります。
国民の生活に重要な役割を果たす野菜ということで、値段を安定させて出荷量を減らさないように国が補助しているのです。
指定野菜一覧
現在14品が登録されており、ブロッコリーは15番目となります。
ブロッコリーは2026年から指定野菜に仲間入りします。
なぜブロッコリーが指定された?
作付面積、収穫量、出荷量が減少傾向にある日本の野菜。
減っている野菜が多い中で、ブロッコリーは生産量が増加しています。
ブロッコリーの生産量や消費量が増えている背景には、見た目の可愛さや栄養価の高さがあるようです。
確かに、お弁当にブロッコリーが入っていると映えますよね。
さらに、筋トレ民からの人気が高まったことも、消費量の増加につながっているようです。
ブロッコリーの栄養価
栄養最強ともいわれるブロッコリーにはさまざまな効果が期待できます。
ブロッコリーに含まれる栄養素について順番にみていきましょう。
ビタミン
緑黄色野菜に多く含まれるビタミン。
もちろん、ブロッコリーにも多く含まれています。
美容のためにも毎日摂りたいビタミンCは、なんとレモンの約2.8倍も含まれています。
皮膚の健康を保つ、免疫機能を正常に戻す、ホルモンバランスを整えるといった働きのあるビタミンB6も豊富です。
さらに、骨の健康を維持するはたらきのあるビタミンK、ビタミンAに変換されて目や皮膚、粘膜の健康を維持するβカロテンも含まれています。
ミネラル
ブロッコリーには亜鉛やカリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
亜鉛は成長や発育、味覚維持、皮膚や粘膜の健康、貧血改善などに必要です。
カリウムは浸透圧を調整するはたらきがあり、ナトリウムを排出します。
塩分の摂りすぎによるむくみを軽減したい方には、カリウムが含まれているブロッコリーがおすすめですよ。
タンパク質
ブロッコリーには100gあたり5.4gもの植物性タンパク質が含まれています。
タンパク質豊富な野菜は珍しいので、筋トレにぴったりの野菜ですね。
さらに、アミノ酸スコアも80なのでブロッコリーだけでタンパク質とアミノ酸をバランスよく摂ることができるのです。
ブロッコリーのおすすめの食べ方
ビタミンやミネラル、タンパク質を手軽に取り入れられるブロッコリー。
しかし、洗い方や茹で方によっては栄養を無駄にしてしまう可能性があります。
正しい保存方法
ブロッコリーは収穫後も成長し続けます。
成長には自分の栄養が使われてしまうため、常温で置いておくとどんどん栄養がなくなってしまうのです。
成長を止めるためにも、冷蔵で保存し、新鮮なうちに食べるようにしましょう。
正しい洗い方
ビタミンが豊富なブロッコリーは洗い方にも注意が必要です。
というのも、ビタミンやカリウムは水溶性なので、水に流されてしまいます。
栄養を無駄にしないためには、水に触れる時間を短くすることが大切です。
また、空気や水に触れる面を減らすためには、ブロッコリーを大きめに切ると良いですね。
正しい茹で方
水で洗う時だけでなく、茹でている最中にも栄養が逃げ出します。
茹ですぎや高温での加熱は避けて、短時間でササっと茹でるようにしましょう。
鮮やかな緑に変わっていれば茹で時間は十分です。
また、ブロッコリーは茎も可食部です。
すみずみまで栄養が詰まっているので、捨てるのはもったいないですよ。
レンジで簡単
ブロッコリーの栄養を閉じ込めたまま加熱するには、電子レンジでの調理がおすすめです。
スプーン1杯ほどの水をかけてラップし、電子レンジに入れたら3分ほどで完成します。
お皿一つで済むので、洗い物も楽ですね。
ブロッコリーを食べる頻度
栄養豊富で万能なブロッコリー。
毎日たくさん食べたくなりますが、食べ過ぎは禁物です。
ブロッコリーは1日100gくらいがベストなので、1株の3分の1~半分くらいにしておきましょう。
食べ過ぎはNG
ブロッコリーは食べ過ぎると消化不良につながります。
食物繊維を摂りすぎるとおなかを壊してしまいます。
消化不良が続くと栄養の吸収が妨げられてしまうので、せっかくの栄養が取り込めません。
体臭の原因にも
ブロッコリーに含まれるコリン、レシチンは体内でトリメチルアミンに変化します。
トリメチルアミンは魚のような生臭いニオイの元となる成分です。
ブロッコリーは栄養価が高く毎日食べたい野菜ですが、1株以上食べることはおすすめできません。
大量に食べなければ身体が生臭くなることはないので、1日100g程度に抑えておきましょう。
筋トレするならブロッコリー
ビタミンやタンパク質が豊富で美容や健康にもってこいのブロッコリー。
しかし、実は女性ホルモンや男性ホルモンに作用する特徴もあるのです。
ブロッコリーと女性ホルモン・男性ホルモンの関係を詳しくみてみましょう。
エストロゲンを抑える
ブロッコリーにはエストロゲンを抑えるはたらきがあります。
エストロゲンとは卵胞ホルモンと呼ばれる女性ホルモンのことで、女性特有の丸みを帯びた体をつくります。
コラーゲンを増やして美肌を作る効果がありますが、水分や脂肪をため込む性質もあるのです。
むくみやすい、お肉が付きやすい、ダイエットしたいという方は、ブロッコリーでエストロゲンをコントロールすると良いかもしれません。
筋肉の発達を促す
ブロッコリーには女性ホルモンを減らすだけでなく、男性ホルモンを増やすはたらきがあります。
テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは少量ですが女性にもあります。
反対に、男性も少量ながら女性ホルモンを分泌しています。
ブロッコリーにはテストステロンを増強する特徴があるので、ボディメイク時におすすめの野菜なのです。
植物性タンパク質も豊富なブロッコリーは、トレーニングのお供として人気が高まっています。
ダイエット向きの栄養価
ゆでたブロッコリーは100gあたり27kcal、糖質0.9gです。
低カロリー、低糖質でダイエットに最適なブロッコリー。
さらに食感もよく、よく噛んで食べるので満腹感もありますよね。
筋肉の元となるタンパク質、むくみを解消するカリウムも豊富なので、毎日取り入れたい食材です。
野菜不足におすすめの美容施術
美肌のためにもビタミンAやビタミンC、タンパク質は積極的に摂取したいものです。
厚生労働省は1日あたり野菜を350g以上摂取することを推奨しています。
今回ブロッコリーの栄養価をご紹介しましたが、なかなか野菜が摂れていないという方も多いでしょう。
そんな方には、美容クリニックで手軽に受けられる美容点滴がおすすめです。
高濃度ビタミンC点滴
当院では25g、50gの高濃度ビタミンC点滴を行っております。
サプリや内服薬の10倍以上のビタミンCが摂取できるので、定期的に受けに来られる方が多くいらっしゃいます。
美白効果や美肌効果、抗酸化効果が得られる高濃度ビタミンC点滴。
食事からビタミンが摂れない方、内側から美肌ケアをしたい方は是非ご相談ください。
美容点滴
当院では、高濃度ビタミンC点滴以外にもさまざまな美容点滴・美容注射が受けられます。
美肌点滴、疲労回復点滴、二日酔い点滴、美白注射、プラセンタ注射…
肌の悩みだけでなくあらゆる悩みをカバーしているので、お気軽にカウンセリングにお越しください。
まとめ
今回は、ジャガイモ以来半世紀ぶりに指定野菜の仲間入りを果たしたブロッコリーについてご紹介しました。
ブロッコリーはビタミンやミネラル、タンパク質が豊富で、食べやすくとても便利な野菜です。
美肌や健康維持のみならず、ボディメイクにもおすすめの野菜ですね。
しかし、毎日野菜を食べることは意外にと難しいこと。
ビタミン不足や肌荒れが気になっているという方は、当院の美容点滴を受けてみてくださいね。