ダーマペンの失敗例
せっかく治療を受けても、期待する効果が得られない場合は失敗と感じてしまいますよね。
まずはダーマペンにおける失敗例について見てみましょう。
ニキビが悪化した
ダーマペンでニキビを潰してしまうと、菌が広がって悪化する可能性があります。
そのため、ニキビの状態をしっかりと確認したうえでダーマペンを当てる必要があります。
白ニキビや黒ニキビにはダーマペンが効果的ですが、アクネ菌が増殖した赤ニキビ、黄色ブドウ球菌が入り込んだ黄ニキビにはおすすめできません。
また、重症化したニキビには別の治療をおすすめします。
色素沈着してしまった
ダーマペンに限らず美容皮膚施術後の肌は、とてもデリケートで敏感になっています。
その状態で紫外線を浴びたり摩擦による刺激を受けると、色素沈着が起こりやすくなります。
ダーマペンでは、表皮のターンオーバーを活性化し、メラニンの排出を促すことができます。
しかし、アフターケアが原因で新たなシミができてしまっては元も子もありません。
施術後の過ごし方については医師の指示に従ってください。
皮膚が厚くなった
最近は、ネットで簡単にセルフダーマペンを購入することができます。
自宅ですぐに使えるということで、頻繁に行っている方も見受けられます。
しかし、本来ダーマペンは一定の間隔を開けて施術を行うもの。
深さや製剤によって、間隔は異なりますが、少なくとも2週間は空けなければなりません。
間隔を開けずに週に何度も行ってしまうと皮膚が硬くなるなど、思いがけないトラブルに発展してしまいます。
効果が感じられなかった
ダーマペンは、治療目的によって針を刺す深さを変えて使います。
例えば、美白効果や色素沈着改善を目的とする場合は、表皮層に刺激を与えます。
毛穴の開きやニキビ跡改善には真皮層に…
というように目的に応じて設定を変えて施術を行います。
もし施術者が判断を誤った場合、技術がない場合は適切な深さで施術を行うことができません。
そのため、知識があり経験豊富なクリニックでダーマペンを受けることをおすすめします。
ダーマペン失敗の原因
ご紹介したように、ダーマペンは正しく使用しない限り効果が得られません。
症状を改善させるどころか悪化させてしまうなんてことも。
ダーマペンで最大限の効果を得るために、まずは失敗の原因を知ることが大切です。
事前に防げるものもあるので是非参考にしてくださいね。
施術自体が合っていない
まずダーマペン自体が肌に合っていないケースがあります。
例えば、角質ニキビ、白ニキビ、黒ニキビが気になる方にはダーマペンがおすすめです。
しかし、重度のニキビがある方にはダーマペンはおすすめできません。
また、敏感肌の方はダーマペンが向いていません。
ダーマペンとは皮膚に刺激を与えることで肌を活性化させる治療法です。
敏感肌の方は花粉やほこりなどの刺激にさえも反応してしまう方が多いので、ダーマペンは避けたほうが良いでしょう。
肌が敏感な方におすすめの美容施術もあるので美容クリニックへご相談ください。
施術方法が不適切だった
施術者の技術習得度によっては、思っていた効果が得られない可能性も。
ダーマペンで効果を得るためには、肌の状態や部位によって針の深さを調整する、悩みに合った製剤を併用するといった工夫が必要ですが、施術者によっては難しいことも。
ダーマペンが得意なクリニックに依頼することをおすすめします。
理想と現実のギャップ
1度の効果ですべての悩みが解消される、と高望みしてしまうと、思っていた効果は得られません。
ダーマペンはさまざまな肌悩みを解決に導いてくれるとても良い美容医療です。
しかし、1度の施術で肌悩みが、きれいさっぱりなくなるわけではありません。
現状や目標によっては複数回の施術が必要となることもあるので、まずはカウンセリングで治療計画を立てることをおすすめします。
アフターケアを怠った
ダーマペン後は、しっかりとアフターケアを行いましょう。
施術後はどうしても肌が敏感になっています。
メイク、洗顔、クレンジングなどで刺激を与えないように気を付けてください。
乾燥しやすい状態でもあるので保湿もしっかりと行いましょう。
また、施術後に紫外線を浴びると色素沈着やシミができる原因となります。
日傘や帽子などの紫外線対策もお忘れなく。
ダーマペンの注意点
ダーマペンには事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。
知らずに受けて後悔しないよう、前もってチェックしておきましょう。
施術中の痛み
麻酔クリームなどで痛みを緩和しますが、それでも痛みを感じる場合があります。
骨や神経が近い部位などは特に痛みを感じやすいです。
もともと痛みに弱い方も注意が必要です。
表面麻酔を塗ってから施術までの時間が短いと痛みを感じやすいです。
ダウンタイム
ダーマペンの深さにもよりますが、顔全体に赤みが出ることがあります。
わざと出血させるやり方もあるので、その場合は目立つかもしれません。
念のため1週間ほどは大事な予定を入れないようにしましょう。
ダウンタイムは治療目的や深さによって異なります。
施術を受ける際にクリニックに確認してくださいね。
赤み・腫れ
ダーマペンを受けると軽度の肌荒れのような症状が出ます。
【ダウンタイム中の症状の例】 ・赤み ・腫れ ・皮むけ ・内出血 ・かゆみ |
などが考えられます。
赤みやヒリヒリ感は1~2日ほど、皮向けなどは1週間ほどで落ち着きます。
ダウンタイム中の症状は正常な経過で一時的なものです。
傷が治っていく過程で老廃物が排出され、皮膚の表面がはがれるのです。
刺激を受けた肌が自ら修復しようと活性化されている証拠ともいえますね。
施術後のアフターケアを正しく行っていれば自然と改善していきます。
皮向けがおさまった後は透明感のある滑らかな肌へと近づきますよ。
ダーマペンのデメリット
あらゆる肌トラブルに効果的で魅力的なダーマペンですがデメリットもあります。
順番に見ていきましょう。
通院が必要
1度の施術でハリつやが良くなり満足される方もいらっしゃいます。
しかし、ニキビや毛穴、クレーター治療を目的としている場合1度では完了しません。
症状に合わせて複数回受けていただくことでより効果を実感していただけます。
施術後の禁止事項がある
【術後の禁止事項】 ・洗顔 6時間 ・シャワー 6時間 ・メイク 24時間 ・激しい運動 当日 ・サウナ、入浴 当日 ・飲酒 当日 |
施術後当日は禁止事項が多くあります。
守らないと感染や色素沈着が起こる可能性があるので必ず守ってください。
ダーマペンで失敗しないためには
失敗例やデメリットをご紹介したので、ダーマペンにマイナスイメージを持ってしまった方もいるかもしれません。
しかし、正しく使えばしっかりと効果が期待できる美容施術です。
ダーマペンの効果を最大限に感じるための方法を見ていきましょう。
美容外科や美容皮膚科で受ける
セルフダーマペンが気になっている方もいるかもしれませんが、失敗のリスクが高まります。
適切な治療を受けたい場合は、医療機関に頼りましょう。
美容クリニックでは家庭では使えない医療用の製剤を取り扱っています。
当院ではダーマペンと組み合わせて使用する製剤を複数ご用意しております。
さまざまなお悩みに適切な治療を提案させていただきます。
術後の禁止事項を守る
ダーマペン後は禁止事項や注意事項がいくつかあります。
守らなければ、せっかくの施術が無駄になってしまうことも。
ダーマペンの効果を感じるためにも、注意事項はしっかりと守りましょう。
アフターケアを怠らない
ダーマペンを行った後の肌は非常に敏感になっています。
乾燥しやすいのでしっかりと保湿を行ってください。
日傘や帽子などの日焼け対策も怠らないようにしましょう。
まとめ
今回は、ダーマペンのダウンタイム、失敗例、効果を得るための方法についてご紹介しました。
肌質改善や肌トラブル解消にはもってこいの施術ですが、使い方を間違うとトラブルの元になってしまいます。
ダーマペンで効果を得るためには、美容クリニックで正しい施術を受けることをおすすめします。