美容ナースにおすすめの資格
美容ナースとして働くためにはまずは看護師免許が必要です。
国家資格である看護師免許、都道府県知事発行の准看護師免許、どちらでも美容クリニックの求人に応募することはできます。
しかし、大手クリニックや美容外科では正看護師の募集が多い印象です。
この記事では看護師免許以外に持っていると得をする資格、得た知識を接客に活かせる検定、勤務先での評価につながる検定についてご紹介します!
日本化粧品検定
文部科学省後援の日本化粧品検定は、3級、2級、1級と順に難易度が上がります。
1級になると美容の基礎、皮膚の構造、美容皮膚科学だけではなく、化粧品の成分や法律、ボディケア、ネイルケアなど幅広い知識が求められます。
そのため、化粧品検定1級を持っていると就職や転職時に大きなアピールポイントとなります。
化粧品成分検定
3級 無料で受けられる 2級 化粧品成分スペシャリスト 1級 化粧品成分上級スペシャリスト |
身の回りには美容液や日焼け止め、シャンプー、ベビー用品などさまざまなものに化粧品成分が使われていますよね。
化粧品成分検定を取得すれば、化粧品の成分に対する正しい知識が証明されます。
お客様に合った化粧品を選ぶことができるため、より信頼度が上がります。
美容薬学検定
内閣府認証の薬学検定事務局による検定。
1級と2級は同一の試験を受けますが、正答率によって級が決まります。
試験では化粧品やサプリ、薬学知識だけではなく身体の構造、ホルモンのはたらき、皮膚トラブルといった身体に関する問題も出題されます。
美容ナースとして働いている方は、日頃の勉強の復習として受けるのも良いでしょう。
NR・サプリメントアドバイザー
日本臨床栄養協会による検定。
通信教育を受講後、試験に臨みます。
ひとりひとりの栄養状態を把握したうえでアドバイスをするために、講座では生理学、生化学、人間栄養学、臨床薬理学、国内外の関連法規といった専門性の高い項目を学習します。
栄養学や医学の知識が問われるため、難易度の高い試験です。
メディカル・サプリメントアドバイザー
医師や看護師、管理栄養士など特定の資格を有する人しか受けられません。
サプリメントを服用している方はとても多く、処方薬との併用が可能か?
といった質問も多くいただきます。
そのため、お客様に的確なアドバイスをするためにも、サプリメントに関する正しい知識を持っておくと良いでしょう。
スキンケアマイスター
日本コスメティック協会によるスキンケアに関する検定。
美容にまつわる基本的な知識全般から出題されます。
スキンケアや化粧品、サプリメント、美容医療、関連法規など美容クリニックで働くうえで必要な知識が求められます。
認定エステティシャン
日本エステティック協会によるエステティシャンの資格。
フェイシャルとボディーの手技と筆記試験を行います。
300時間以上のコースを受講することなどが受験資格にありますが、美容ナースに必要なフェイシャルトリートメント、接客、集客などさまざまなことが学べます。
美容皮膚科で働く看護師はお客様の肌に直接施術を行うことがあります。
そのため、エステティシャンの資格があると美容皮膚科での日常業務にプラスとなるでしょう。
資格がなくても大丈夫
ご紹介した資格は、あると就職に有利ですが、なければ就職ができないといったものではありません。
合否に関わらず、資格や検定に向けて学んだことは日常業務で活きてきます。
また、検定を受けたことがない方や資格を持っていないという方も、次のようなことが得意な方は美容ナースとして活躍できるかもしれません。
コミュニケーション能力がある
美容ナースとは美しくなりたいと思うお客様と関わるお仕事。
お客様が求めていることを察する力、施術説明の分かりやすさ、明るさといったところも求められます。
施術中の手際や丁寧さももちろん大事ですが、お客様目線で接客ができることで信頼につながります。
次回の施術も自分が指名されると嬉しいですよね。
これまで培ってきた接客スキルを美容クリニックでも生かしてください。
美容が好き
最も大事なことは「美」に関する意識です。
美容に興味がない看護師と、美容が大好きな看護師。
みなさんは、どちらの施術を受けたいですか?
美容に興味を持って知識をアップデートし続ける美容ナースはお客様からとても人気があります。
看護師が働く場所にはさまざまな現場があります。
大好きな美容に関わる仕事がしたい方は、美容ナースという選択肢を選んでみてはいかがでしょうか?
美容ナースとして働くメリット
看護師は病院やクリニック、福祉施設、保健所、一般企業など働く場所はさまざまです。
その中でも美容外科や美容皮膚科などの美容クリニックで働くメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
看護師を目指している方、美容ナースへの転職を考えている方は是非参考にしてみてくださいね。
やりがい
美容ナースとして働く一番のメリットは、やりがいではないでしょうか?
美容クリニックには、美しくなりたい、コンプレックスを解消したいという思いを持ったお客様がご来院されます。
親身になって悩みを聞いたり、目標に向かって施術を行ったり…
美容施術を受けたことで美しくなっていくお客様を見ると自分のことのように嬉しくなります。
コンプレックスから解放されてお客様に笑顔が増えることが、最大のやりがいといえるでしょう。
最新の美容施術が受けられる
美容クリニックでは数々の美容医療機器を取り扱っています。
肌治療機器、ダイエット機器、医療脱毛機器…
最新の美容医療が試せるクリニックもありますよ。
また、美容ナースはお客様への施術前に必ず練習を行います。
スタッフ間で練習をすることもあるので、どんどん肌がきれいになっていくスタッフも。
気になっていた美容医療機器を試せる点は美容ナースの魅力といえますね。
スキルが身につく
美容ナースとして働くと、美容業界でしか得られないスキルが身に付きます。
美容ナースの仕事は、美容整形手術の介助だけではありません。
例えばアートメイクや脱毛、ケミカルピーリングやダーマペンなどといった美容皮膚施術。
このような施術はドクターが行うこともありますが、基本的にはナースが行います。
【美容ナースのタイプ】 ①プロフェッショナル型 ②オールラウンダー型 ③+アルファ型 |
①手先が器用で一つの施術を極めて専門性を高めるタイプ
②施術もカウンセリングも全般的に上手にこなすタイプ
③コミュニケーション能力が高かったりSNS集客が上手だったり、看護師業務+アルファのセンスがあるタイプ。
美容クリニックでは自分の「得意」を伸ばして自信を持って働ける環境であることが多いです。
美容クリニックには、美しくなりたいと思って来院される方がほとんど。
美容ナースとして働くことで、お客様により美しくなっていただくためのさまざまなスキルが身に付きますよ。
働き方の融通が利く
美容クリニックで働くメリットには働き方の融通が利くという点があげられます。
ほとんどの美容クリニックが予約診療を行っているため、予約表を見ればその日の流れを事前に把握しておくことができます。
ママさんナースやトラベルナースといった形で働く看護師も多いので、自分の生活スタイルに合った働き方が選べるのが嬉しいポイントですね。
また、基本的に美容クリニックには夜勤がありません。
手術が長引いた場合など、時間外に勤務することはまれにありますが、夜勤がシフトに組み込まれることはありません。
クリニックの診療時間に合わせて出勤・退勤ができる点は、美容ナースの魅力ですね。
まとめ
今回は、美容ナースにおすすめの資格を7種類ご紹介しました。
資格や検定は持っておくと就職活動時にアピールポイントとなります。
また、日常業務の中でお客様からより深い信頼を得たり、会社内での評価が上がったり、働くうえでプラスになります。
今美容ナースとして働いている方は、自分の知識や実力を試す意味でも検定を受けてみてはいかがでしょうか?