糸だけでできる小鼻縮小 でもそれってホントに大丈夫?
2024.3.22

縫うだけの鼻翼縮小とは?切らない小鼻縮小術の具体的な方法を解説します!

「小鼻の大きさは気になるけど手術は怖い」「鼻のプチ整形に興味がある」このような方に人気があるメスを使わない「鼻翼縮小術」

簡単そうに見えますが、実際どうなのでしょうか?結論から言うと、当院ではおすすめしていません

今回は「切らない小鼻縮小術」の手術内容、おすすめしない理由、についてご紹介します。

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メスを使わない「縫うだけの鼻翼縮小術」

日本人に多いとされる「団子鼻」、鼻先が丸く大きいうえに小鼻が横に膨らんだような「ニンニク鼻」

中でも「ニンニク鼻」の人は笑うと小鼻がさらに横に広がり、顔全体のバランスが崩れてしまいます。

人前でうまく笑えないことがコンプレックスの方もいらっしゃいます。

笑顔はそれだけで周りの人をハッピーにするわけですからもったいないですよね。



小鼻の悩みには「鼻翼縮小術」がおすすめです。

しかし、顔にメスを入れることに抵抗がある方の中には「切らない小鼻縮小術」を選ばれる方も。

当院でもお客様が強く希望すれば「切らない小鼻縮小術」を行うこともあります。

「切らない小鼻縮小術」の特徴

通常の「鼻翼縮小術」と違い、糸を使って小鼻の幅を縮める「切らない小鼻縮小術」。

メスを使わずに手術するため、ダウンタイムが短く済みます。

また、外傷が少なく回復が早いのが特徴です。

向いている人

・小鼻を小さくしたい
・笑うと小鼻が広がる
・鼻の穴が目立つ
・メスを使った手術に抵抗がある

このように、小鼻の悩みはあるものの手術は怖い、という方に選択されています。

ただし、ダウンタイムの短さ、料金の手軽さだけで選ぶことはおすすめしません。

効果やリスクをしっかりと理解したうえで施術を選択するようにしましょう。

具体的な手術方法

メスではなく糸を使って手術を進める「切らない小鼻縮小術」。

小鼻周囲に局所麻酔を行い、小鼻の外側から糸を通していきます。

右の小鼻の外側から左の小鼻の方へ、左の小鼻の外側から右の小鼻の方へ糸を通し、それぞれの糸をたがいに引き寄せ、小鼻を中央に寄せます。

ちょうど良い幅まで引き寄せたら糸を結び、結び目を皮膚に埋め込みます。



メスを使わず10分ほどで完了するので小鼻のプチ整形とも呼ばれています。

最終的に糸は埋没させるので、鼻の外から糸が見えることはありません。

ダウンタイム

切開や縫合を伴わないので、ダウンタイムは比較的短く済みます。

人によっては腫れや痛みが出ることもありますが、鼻を強く動かしたり、小鼻の周りに触れなければ数日程度で治まります。

洗顔やメイクも早ければ翌日から、鼻以外へのメイクであれば当日から可能です。

おすすめしない理由

手術時間もダウンタイムも短く、比較的手軽という理由で「切らない小鼻縮小術」を希望されるお客様は非常に多くいらっしゃいます。

しかし、当院ではおすすめしません

おすすめしない理由を詳しくみていきましょう。

元に戻る

「切らない小鼻縮小術」は小鼻をすっきりさせるという意味での根本的な改善策ではありません。

糸を使って小鼻を内側に引き寄せているだけなので、効果は長続きしません



使用する糸の種類には時間の経過とともに溶ける吸収糸、溶けない非吸収糸があります。

吸収糸を使用した場合、糸が体内に吸収されて溶けてしまいます。

非吸収糸を使ったとしても、組織が元に戻ろうとする力によって糸をかけている部分の組織が裂けてしまうことも。

元に戻ってしまうまでの期間には個人差がありますが、3~6か月ほどで元に戻ってしまうでしょう。

不自然な仕上がりになる

もともと小鼻が大きい人、あるいは小鼻が横に広がっている人は、スッキリした鼻先よりも皮膚や皮下組織が多いです。

皮膚や組織を切除することなく、糸だけ引き寄せてしまうと、無理な力がかかってしまいます。

また、両側からギュッと引っ張っているため、ひきつったような不自然な小鼻の形になってしまうことも。

「切らない小鼻縮小術」には不自然な仕上がりになってしまうリスクがあるのです。

鼻の穴は変えられない

また、「切らない小鼻縮小術」では鼻の穴を目立たなくすることができません。

鼻筋が短い、鼻先が上を向いているといった鼻の形状が原因で鼻の穴が目立つ場合、糸を使って小鼻を引き寄せるだけでは鼻の穴を見えにくくすることはできません。

小鼻だけではなく鼻の穴も気になる、という方はメスを使った「鼻翼縮小術」をおすすめします。

内部がめちゃくちゃにされるリスク

過去に糸を使った鼻整形を受けたお客様で、当院に修正で来られた方がいます。

その方の鼻を見てみると、鼻翼軟骨がボロボロになっていました。

おそらく、小鼻に糸を通した際に鼻翼軟骨を巻き込んだまま引き寄せてしまったのではないかと考えられます。

鼻の骨や軟骨といった組織を目視することなく行う「切らない小鼻縮小術」では、重要な組織を傷つけてしまうリスクもあるのです。

よくある質問

Q.埋没法二重術とは違うの?

A.全く違います。

今回「切らない小鼻縮小術」のデメリットをご紹介しましたが、二重の埋没法はとても良い手術です。

まぶたの皮膚は薄く柔らかいため、鼻と違って糸に無理なテンションがかかりません。



鼻は硬いので、24時間常に元に戻ろうとする力がはたらいています。

そうすると当然少しずつ糸がズレてきますよね。

糸を使った目の整形と、糸を使った鼻の整形は全く違うのです。

Q.マッサージで鼻は高くなる?

A.鼻は軟骨や骨、脂肪で構成されているため、マッサージで鼻が高くなることはありません。

体質によってはダイエットを行うことで鼻が細くなる方もいます。

糸で鼻翼縮小するくらいならダイエットした方が良いかもしれません。

美鼻の条件

大きく広がった小鼻よりも、スッキリと細くまとまった小鼻の方が美しく見えます。

しかし、細ければ細いほど美しいというわけではありません。

小鼻に関する黄金比には次のようなものがあります。

・顔の横幅の5分の1
・左右の目頭の間隔と同じ

小鼻の横幅が顔の横幅を5等分したサイズと等しい、左右の目頭から降ろした直線内に小鼻が収まっている、このような条件に当てはまる小鼻が美しいといえます。

美しい小鼻を手に入れるために

小鼻の場合、大きな変化ではなくほんの少しの変化で顔全体の印象は大きく変わります。

広がった小鼻にコンプレックスを感じている人は、何らかの方法でスッキリ細身の小鼻を目指すと良いでしょう。

手術による「鼻翼縮小術」が一番おすすめですが、どうしても怖いという方には「切らない小鼻縮小術」を行うこともあります。

施術のリスクやデメリットを理解し、他の方法と比較検討したうえで施術を選択してください。

まとめ

今回は「簡単にできる」「ダウンタイムが短い」と飛びつきたくなるような手術「切らない小鼻縮小術」についてご紹介しました。

世の中にはおいしい条件や飛びつきたくなるようなワードが転がっています。

しかし、全てが良いものとは限らないので、正しい知識をもって安易に選択しないようにしましょう。



当院ではメスを使った「鼻翼縮小術」をおすすめしています。

メリットだけではなくリスクやデメリットもしっかりと理解したうえで美容整形を受けてください。

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カウンセリングでは、言葉だけではなく紙カルテにイラストを描くなどしてお客様と施術後のイメージを共有できるように努めていますが、よりお客様にご安心・ご満足いただけるように、グローバルビューティークリニックでは3Dシミュレーションシステム『ベクトラ』を導入いたしました。

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