記事掲載先
キレイ研究室様に記事をご掲載いただきました!
涙袋とは?
一般的に広く使われる「涙袋(なみだぶくろ)」は、実は医学用語ではありません。
しかし、美容分野で使われることが多いため、涙袋と聞いてこの部分だと分かる人が大多数ではないでしょうか。
涙袋の中には涙が溜まっている、と想像する方も多いようですが、実は違います。
眼輪筋や脂肪組織などによって、下まぶたにふくらみが生じるのです。
涙袋の位置や定義
一般的に涙袋は、下まつ毛の生え際から下に5~7mmほどの範囲を指します。
目頭から目尻にかけて曲線を描くように膨らんでいると、涙袋がハッキリと分かります。
しかし、涙袋の大きさや形には個人差があり、笑った時に膨らむ方、無表情でも大きく出ている方などさまざまです。
「奥目」や「出目」といった顔立ちの特徴によっても涙袋に差が生まれます。
涙袋とクマの違い
涙袋も目の下のクマも下まぶた周辺に位置しているため、区別がつかない方も多いでしょう。
中には涙袋とクマが繋がって目の下全体が暗く、疲れて見える方も。
目の下のクマは、血行不良や色素沈着、眼窩脂肪によるふくらみなどが原因で生じます。
涙袋よりも下にでき、暗い影や変色によって老けて見える原因となります。
一方、涙袋は膨らんでいることで目元にボリュームを与え、若々しい印象を与えます。
つまり、老けて見えるのがクマ、若く見えるのが涙袋ということになりますね。
涙袋があるメリット
疲れて見えたり老けて見えたりする目の下のクマは取りたいけど、涙袋は作りたい、という方が多いです。
では、涙袋があるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
涙袋があることで得られる効果を順番にご紹介します。
目が大きく見える
下まつ毛のすぐ下にぷっくりとした涙袋があると、目元が強調され目の縦幅が広がります。
目が大きく見えますし、可愛らしさや愛嬌のある目元といった印象を与えやすいです。
タレ目効果
涙袋には目元を柔らかく優しい印象に見せる効果もあります。
メイク方法やヒアルロン酸の注入量を調整することで、タレ目に見せることも可能ですよ。
中顔面が短く見える
涙袋の有無で中顔面の長さの印象が大幅に変わります。
目の縦幅を下に伸ばす効果があるので、中顔面を短くしたい人は涙袋を意識すると良いでしょう。
若々しい
涙袋があると、目元に立体感が生まれます。
メリハリのある若々しい目元に近づきますよ。
運気が良い
人相学の観点から、涙袋があると運気が上がるそうです。
都市伝説かもしれませんが、目元に自信がつくことで人間関係や恋愛運が上がるという効果はあるのかもしれませんね。
涙袋トレンドの変遷
メイク方法や顔の特徴にはトレンドがあります。
涙袋に対する意識も時代によって変化してきました。
まずは、涙袋が注目され始めた時代から振り返ってみましょう。
涙袋が初めて注目された時期
2000年~2010年頃から注目されるようになった涙袋。
日本や韓国のアイドル・芸能人が涙袋ブームの火付け役となったのです。
化粧品業界が涙袋に注目し、涙袋コスメの販売を始めたことで、涙袋メイクを真似する人が増えました。
同時に、美容医療業界でもヒアルロン酸による涙袋形成を始め、涙袋のトレンドが確立しました。
美容医療業界の涙袋形成
美容医療ではもともと、シワ改善を目的としたヒアルロン酸注射を行っていました。
2000年~2010年頃に涙袋メイクが流行ったことで、涙袋へのヒアルロン酸注射も広まりました。
現在では、涙袋形成と言えばヒアルロン酸注射といったイメージが定着しましたね。
最近の涙袋トレンド
2020年頃には、アニメや漫画のキャラクターに似せた「地雷メイク」が流行しました。
それに伴い、涙袋の下に濃いライナーで線を引く方も増えました。
最近では、中顔面を短く見せるメイクや美容整形が注目されています。
中顔面を短くする方法の一つとして、ヒアルロン酸注射による涙袋形成が人気を得ています。
涙袋メイク
顔のメイクの中でも、特にアイメイクに力を入れているという方は多いでしょう。
上まぶたのアイシャドウやアイライナーに加えて、下まぶたのメイクにこだわっている方も増えているようです。
しかし、涙袋へのメイクは意外に難しく、やり方が分からないという方も。
ここでは、涙袋メイクのやり方やおすすめのアイテムをご紹介します。
アイテム
涙袋メイクに必要なアイテムには次のようなものがあります。
・アイシャドウ ・涙袋ライナー ・コンシーラー ・ハイライト など |
涙袋メイクのやり方
目の周りの皮膚はとても薄くデリケートなので、化粧がヨレやすい部分でもあります。
そのため、コンシーラーやアイシャドウを塗りすぎると汚く見えてしまうため、なるべく薄く重ねるのがコツです。
涙袋ライナーを使って縁取りする場合も、濃いと強調されすぎてしまうので、軽くぼかして仕上げると良いですね。
涙袋メイクを長持ちさせる方法
下まぶたに施したメイクがすぐに取れてしまう、といった悩みはありませんか?
目を擦らないのにメイクが長持ちしないという方は次の点に注意してみてください。
保湿する
目元の皮膚は薄く、乾燥しやすい特徴があります。
さらに、目はよく動かす部位ですから、メイクが崩れやすい方も多いでしょう。
涙袋メイクがすぐにヨレてしまう、ひびが入ったように見えるという方は、普段からフェイスクリームやアイクリームなどで保湿しておきましょう。
ただし、メイク直前に油分の多いスキンケアをすると、メイクが浮きやすくなるので注意が必要です。
耐水タイプのコスメを使用
目元は汗や涙、皮脂による化粧崩れが起こりやすい部分です。
ウォータープルーフタイプの涙袋ライナーやハイライトを選ぶと良いですね。
また、メイク前にプライマーを使う、仕上げにパウダーやフィックススプレーを使う、といった工夫も涙袋メイクの持ちを良くする方法としておすすめです。
メイクオフは優しく
アイメイクや涙袋メイクを落とすために擦るようにクレンジングしていませんか?
目元のクレンジングは優しく行いましょう。
擦ると摩擦が起こるため、色素沈着が原因のクマやシワの原因になり得ます。
しかし、化粧を落としきれず残っていると肌に刺激となりますし、化粧ノリが悪くなる原因となることも。
ウォータープルーフタイプのコスメを使った場合は、アイメイク用のポイントリムーバーを使うと良いですね。
涙袋を作る美容施術
美容医療で涙袋を形成する場合、主にヒアルロン酸注射が選ばれます。
注射のみで完了する施術は「プチ整形」とも呼ばれるほど手軽で人気があります。
そのほか、涙袋形成には脂肪注入という方法もあるので、順番にみていきましょう。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類がありますが、涙袋には柔らかめの製剤を0.1ccほど注入します。
注射時にチクッとした痛みを感じることがありますが、極細で先の丸い針を使って施術するので我慢できないほどの痛みではありません。
麻酔薬が配合されたヒアルロン酸製剤もあるので、施術中の痛みが軽減されます。
脂肪注入
涙袋形成には脂肪注入という方法もあります。
ご自身の太ももなどから脂肪を採取し、専用の機械を使って注入する脂肪を作成します。
脂肪が定着すれば効果は半永久的に続きます。
涙袋形成の注意点
美容医療で涙袋を形成する場合、いくつか注意点があります。
ここでは、一般的に広く採用されているヒアルロン酸注射による涙袋形成における注意点をご紹介します。
知らずに施術を受けて後悔することのないよう、事前にチェックしておきましょう。
施術中の痛み
ヒアルロン酸注射による涙袋形成では、痛みを軽減する工夫がされています。
例えば、先が丸い針を使う点や麻酔が入った製剤を使う点です。
しかし、医療行為である注射ですから、多少の痛みは伴います。
痛みの感じ方には個人差がありますが、プチ整形だから全く痛くないわけではありません。
ダウンタイムがある
ヒアルロン酸注射後は、腫れや赤み、内出血などのダウンタイムが生じることがあります。
個人差はありますが、2~3日ほどは腫れる可能性があることを知っておきましょう。
持続期間に注意
手軽に受けられるヒアルロン酸注射ですが、効果が永遠ではありません。
少しずつ体内に吸収される成分ですから、半年~1年ほどで効果が薄れていきます。
涙袋の形をキープしたい方は、定期的な施術が必要になります。
デザイン
目頭側、中央、目尻側への注入量を調整することでデザインの微調整が可能なヒアルロン酸注射。
しかし、医師の技術力によっては理想の涙袋が手に入らない可能性も。
カウンセリング時に理想を伝えることはもちろん、実績のある医師に依頼することが大切です。
まとめ
今回は、目の印象を左右する涙袋について解説しました。
涙袋には、デカ目効果、タレ目効果、中顔面を短く見せる効果などがあります。
最近は涙袋メイクが一般化しており、普段から下まぶたにメイクを施す方が増えています。
ヒアルロン酸注射や脂肪注入で涙袋を作ることもできるので、気になる方は是非カウンセリングにお越しください。