メスを入れずに高くする? カウンセリングはしっかりと!
2017.12.20

VOL8鼻整形の具体的な方法 その1 ヒアルロン酸注入

「鼻を高くする」と聞くと、メスを使った大がかりな手術を思い浮かべる人は多いでしょう。もちろん、その方が「美しい鼻」を維持することはできますが、それ以外の方法でも、鼻を高くすることはできます。
手術についてはこの後の回で詳しくお伝えすることとして、今回はメスを使わない鼻整形、「ヒアルロン酸注入」について、その特徴やメリット、注意事項などについてお伝えします。

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【美人の条件】VOL8ヒアルロン酸による鼻整形はお手軽ですが、リスクを理解しないと恐ろしいことにヒアルロン酸を鼻に注入することで高くする施術がありますが、気軽にできるプチ整形でもありますが、鼻の根本、鼻根部にヒアルロン酸を注入するとリスクとして失明の可能性もあります。またこのリスクについて説明する医師は少ない。鼻整形年間1,000件以上の実績をもつグローバルビューティークリニック院長の杉崎裕斗がそのリスクにいて解説します。

ヒアルロン酸とは、安全性が高い薬剤

ヒアルロン酸がある場所

「ヒアルロン酸」という名前を聞いたことがある女性は多いと思います。化粧品のCMや広告などでも、見かけることは多い名前ですよね。しかし、ヒアルロン酸という名前は知っていても、どのような成分で、どのような作用があるのか。これは、あまり知られていないのではないでしょうか。 ヒアルロン酸とは、皮下組織を構成する成分の一つで、人間の身体の中にもともと存在しています。
特に関節においては、軟骨の機能を維持して、関節の動きをなめらかにする効果があることから、膝関節などに直接注入して、関節の痛みを和らげ、スムーズに動かす目的で使われています。 そのため、鼻やその周囲の組織の中に注入しても、異物による副反応を引き起こしにくく、ヒアルロン酸注入による鼻整形は、比較的安全であるといわれています。

当院で使用しているヒアルロン酸は、以下の2種類です。
 ● 世界的に使用されている「パーレーン」
 ● パーレーンよりもやや硬い製剤で、効果の持続期間が比較的長い「クレヴィエル」

いずれの製剤も、安全性が高く、信頼できるヒアルロン酸製剤であると評価されている薬剤です。

ヒアルロン酸は鼻以外にも注入することが多い?

鼻整形からは少し脱線しますが、ヒアルロン酸注入により期待できる効果の中には、「ボリュームが不足している部分に注入することで、皮下のボリュームをアップさせ、顔表面の凸凹を目立たなくさせる」というものがあります。この効果が期待される施術としては、
 ● リフトアップ
 ● ボリュームアップ
 ● 涙袋をつくる
 ● 額を丸くする
 ● アヒル口にする
 ● 豊胸
などがあります。鼻を高くする以外にも、ヒアルロン酸は使われているのです。

鼻へのヒアルロン酸注入の概要

では、鼻整形におけるヒアルロン酸注入の概要について、ご紹介していきます。

施術方法

注射器を使い、ヒアルロン酸を直接注入します。患者さんの状況に合わせて、医師が適切な量、適切な箇所を見極めながら、注入していきます。

施術時間

わずか5~10分程度です。仕事帰りや、空いた時間を利用することができ、特に問題がなければ、翌日から普段通りの生活が可能です。

費用

グローバルビューティークリニックの場合、1回あたりの費用は以下の通りです(2017年6月現在)。
 ● パーレーン使用時:約6万円
 ● クレヴィエル使用時:約8万円
ただし、これは施術1回あたりの金額です。ヒアルロン酸注入を繰り返す場合は、そのたびにこの費用がかかることになります。

ヒアルロン酸注入の注意事項

ヒアルロン酸注入による鼻手術には、いくつかの注意点があります。

副反応の可能性

ヒアルロン注入による鼻整形は、比較的安全性が高い施術といわれていますが、副反応が絶対にないというわけではありません。 また、施術後に内出血が起こる可能性もあります。これに対してグローバルビューティークリニックでは、「マイクロカニューレ」という、専用の細いカニューレ※1を使用し、より安全な施術を心がけています。
副反応にはもう一つ、施術後のアレルギー反応があります。これは、ヒアルロン酸そのものというよりは、含有されている成分に対してのアレルギー反応であることが多いようです。

※1 カニューレ:ごく細い管のこと。針よりも柔らかく、柔軟性がある。

持続期間

ヒアルロン酸注入を希望する患者さんの中には、「永久的に効果が持続する」と考えている方がいらっしゃいます。しかし、実はヒアルロン酸には永久的な効果は期待できません。結論から言いますと、早ければ半年、長くても1年ほどで、その効果は失われてしまいます。 理由は、ヒアルロン酸が体内に吸収されるためです。いずれは注入した部分のヒアルロン酸が無くなるため、永久的な効果は期待できないのです。

ヒアルロン酸注入による鼻整形のリスク

実は、一番気にかけて頂きたいのが、ヒアルロン酸注入で行う鼻整形のリスクです。
鼻の高さを出すという目的の場合、ヒアルロン酸は鼻の付け根のあたりに注入します。ここには、眼動脈という眼球を栄養とする血管から枝分かれした大事な血管がありますが、それは皮膚の上からは分かりません。
注入時に万が一この血管内に針先が入り、そのままヒアルロン酸を注入してしまうと、血管を逆流して眼動脈の根元にヒアルロン酸がつまってしまい、眼球への血流がなくなって“失明”してしまうことがあります。
また前述のように、ヒアルロン酸はやがて体の中に吸収されていきます。鼻に関しても同様で、高く美しい鼻を維持するためにはヒアルロン酸注入を何度もくり返す必要があります。その度に同じリスクを負うことになるわけです。
ヒアルロン酸注入によるリスクについてはいずれもっと詳しくお伝えしますが、少なくともこの施術には大きなリスクがあることを覚えておいてください。

カウンセリングはしっかりと!

ヒアルロン酸注入による鼻整形は、鼻の高さを少しだけ高くしたい、なかなかお休みが取れない、メスによる手術に抵抗がある方などには、好まれる施術かもしれません。
「大がかりな手術はしたくないけれど、鼻を少し高くしたい」と考えている方は、まずこの施術を考えるでしょう。
しかし、僕は個人的に、ヒアルロン酸注入による鼻整形はお勧めしません。その理由は、効果を長く維持できないだけではなく、大きなリスクのある施術だからです。
それよりも、次回以降にお伝えする、プロテーゼ隆鼻術などによる「手術」の方が、リスクが低く、効果を維持できると確信しています。
ヒアルロン酸注入による鼻整形を考えている方は、まず、しっかりとしたカウンセリングを受けましょう。その際、メリットだけではなく、施術を行うことによるデメリットやリスクについても、十分な説明を受けておくことが、非常に重要なのです。

杉崎理事長

著作:杉崎 裕斗sugisaki

大阪梅田の美容外科・美容皮膚科「グローバルビューティークリニック」院長。鳥取大学医学部卒業後、鳥取大学医学部付属病院(胸部外科、心臓血管外科)、鳥取赤十字病院(胸部外科、乳腺外科、麻酔科)、大阪府立急性期・総合医療センター(心臓血管外科)を経て、2011年より湘南美容外科クリニックで美容外科医として勤務。2012年には同クリニックの大阪駅前院の院長に就任。2016年に独立してグローバルビューティークリニックを開院。 整鼻術、二重(目頭切開法)、アンチエイジング(リフトアップや目の下のクマの治療)などを得意とする。

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