口角が与える印象
笑顔が可愛い人は口角が上がっていませんか?
口角が上がっていると明るくポジティブな印象を与えます。
真顔の状態でも口角が上がっていれば常に楽しそうなイメージを持たれますね。
口角が下がっていると?
反対に、口角が下がっていると不機嫌にみられてしまったり怒っていると思われてしまうことも。
一生懸命頑張っている、集中している、まじめに取り組んでいるといったイメージを持たれることもあります。
しかし、実年齢よりも上に見られるなどデメリットの方が多い印象です。
相手に好印象を与えるためにも口角を上げたい、と思っている方はとても多くいらっしゃいます。
口周りの筋肉
口角を上げるために、まずは口周りの筋肉について知識を深めましょう。
さまざまな筋肉が関与している口元ですが、その中でも口角に関係する
・口角を上げる筋肉 ・口を外側に広げる筋肉 ・口角を下げる筋肉 ・口をあらゆる形に動かす筋肉 |
について順番にご紹介します。
口角挙筋(こうかくきょきん)
上方向に口角を上げる筋肉である口角挙筋。
鍛えると口角が上がりやすくなります。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
顔の筋肉の中でも比較的大きな大頬骨筋。
口角を外側・上方向に引き上げます。
顔の輪郭やほほのたるみにも影響を及ぼします。
口角下制筋(こうかくかせいきん)
口角を下方向に引く口角下制筋。
日常生活の中で自然と鍛えられる筋肉です。
例えば食いしばりや歯ぎしり。
口角下制筋が強いと、口角はどうしても下がってしまいます。
口輪筋(こうりんきん)
口の周りを囲む口輪筋は口を動かす役割を果たしています。
口輪筋が衰えると口角が下がります。
ただし、鍛えすぎると口周りにしわができるため注意が必要です。
口角を上げる方法
まずは、簡単にできる方法をご紹介します。
家にあるものを使ったり、道具を用意せずにできるので手軽に取り組めますよ。
割り箸トレーニング
身近にある割り箸を使えば簡単に大頬骨筋・口角挙筋が鍛えられます。
まずは清潔な割り箸を横にしたまま口にくわえます。口角をギュッとあげて30秒ほどキープしましょう。
このとき、口の端が割り箸よりも上にくるようにしてください。
30秒経ったら割り箸をくわえたまま口の力を抜き、10秒ほど休みましょう。
これを毎日数回ずつ繰り返すことで、口角を上に引きあげる筋肉が鍛えられますよ。
舌を鍛える
歯茎の外側を右回り10回、左回り10回ずつなぞります。
1周2~3秒ほどの時間をかけゆっくりと行うと舌が疲れてきませんか?
舌回しトレーニングをすることで、
舌の筋肉、口輪筋、のどの筋肉、あごの筋肉、首の筋肉などさまざまな筋肉が鍛えられます。
口角を意識した生活
【口角が下がる日常生活】 ・無表情で過ごしている ・話す機会がない ・あまり口を動かさない ・噛む回数が少ない ・加齢による表情筋の衰え など |
一つでも当てはまる方は、口角が下がりやすいかもしれません。
口角を上げるためには上記の生活と逆のことをすればよいのです。
笑顔で過ごしてみる、会話をする、よく噛んで食べる、表情筋を動かすトレーニングを行う…
まずは口角を意識するところから始めてみましょう!
メイク
【口角を上げるメイク道具】 ・リップライナー ・コンシーラー |
このようなアイテムを駆使することで口角を上げて見せることができます。
まずはコンシーラーで唇の両端を整えます。
次にリップライナーを使って口角ラインをちょんと足しましょう。
最後にリップカラーを乗せて完成です。
口角を描き足すことで口角が上がって見えるので練習してみてくださいね。
口角を上げる美容整形
ここまでは身近なものでできるトレーニングやメイク法をご紹介しました。
しかし、トレーニングが続かない、メイクが上手にできない…
という方も多くいらっしゃいます。
ここからは美容クリニックで受けられる口角アップ施術についてご紹介します!
ボトックス注射
口角を上げる美容施術として定番のボトックス注射。
注射のみで施術が完了する手軽さも人気の理由となっています。
ボトックス注射には、筋肉の動きを弱める作用があります。
口角を下げる筋肉(口角下制筋)にボトックスを注入すれば、口角が下方向に引っ張られるのを防ぐことができます。
自然と大頬骨筋や口角挙筋が優位になり、口角が上がりやすくなるのです。
ヒアルロン酸注入
ボリュームアップが期待できるヒアルロン酸注射。
ふっくらとした唇に憧れる方、人中を短く見せたい方、M字リップに近づけたい方…
さまざまな悩みを持つ方に人気があります。
手術
口角を上げる美容施術に「口角挙上術」と呼ばれる手術があります。
皮膚を切開することで物理的に口角を上げる、という方法です。
デザインによっては皮膚だけではなく、大顎骨筋や口角挙筋、口角下制筋を短く切除する場合もあります。
美しい唇の共通点
口角が上がっていると口元だけではなく、顔全体が明るくみえますよね。
しかし、唇を美しく見せるためには口角以外にもポイントがあります。
上唇:下唇=2:3
下唇の縦の長さが上唇の1.5倍であると美しいといわれてます。
メイクでオーバーリップを作ったり、ヒアルロン酸を注入してボリュームを出したり…
唇の厚さが黄金比だと、口角を上げた時により美しく見えますよ。
上唇の山が10~15度
唇の山が10~15度ほどの角度を持っていると魅力的な唇に近づきます。
また、山の頂点がそれぞれ鼻の穴の中心、谷が鼻柱の中心であるとさらに美しいとされています。
しわがない
唇には皮脂腺や汗腺がありません。
そのため、保湿をしなければすぐに乾燥してしまいます。
また、バリア機能が低く外部からの刺激を受けやすいので、日焼けや乾燥によって荒れやすい部分といえます。
唇の縦じわは乾燥や日焼けによって起こります。
ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が入ったリップケアを行うことをおすすめします。
まとめ
今回は、口角を上げるトレーニング、口角を上げる筋肉、口角を上げる美容施術についてご紹介しました。
への字に下がった口元ではなく、キュッと上がった口角はまわりだけではなく自身の気持ちも明るくします。
ご紹介したメイク法やトレーニング、美容施術を上手に取り入れて、自信のある笑顔を手に入れてくださいね。