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2025.05.23美容整形
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鼻先が根元から上を向いてしまう「ブタ鼻」。
日本人に多い鼻の特徴の一つです。
そんな鼻の悩みを解消する美容整形にはさまざまな方法がありますが、今回は「鼻中隔延長術」の具体的な手術方法についてご紹介します。
「鼻先が上向いているのが気になる」「ブタ鼻を直したいけれど、どんな手術があるの?」
この記事では、美容外科医が“鼻中隔延長術”の手術方法や適応条件、リスク、ダウンタイムについて詳しく解説します。
また、似た施術である鼻尖部軟骨移植との違いや、実際の症例からわかるメリット・注意点についてもご紹介します。
鼻先を下向きにする、鼻の長さを出す、といった効果が得られる「鼻中隔延長術」。
上向きの鼻先を下向きにするなど大きく変化を出したい方におすすめの手術です。
上向きの鼻を下向きにする鼻整形には「鼻尖部軟骨移植」もありますが、伸ばすことのできる長さが異なります。
「鼻尖部軟骨移植」の場合3mmまで鼻先を伸ばすことができるのに対し、「鼻中隔延長術」では5mmほど伸ばすことが可能なのです。
※延長可能な長さ(高さ)に関しては個人差があります。
そのため、鼻中隔軟骨自体が短く、低い場合は「鼻中隔延長術」が適しています。
「鼻中隔延長術」は、
・ブタ鼻が気になる人 ・鼻先が根元から上を向いている人 ・鼻全体が短い人 |
におすすめです。
このような悩みは、鼻中隔軟骨がもともと短いことや低いことが原因です。
鼻中隔軟骨を伸ばす手術を行うことで鼻の悩みが改善され、顔全体の印象も変わりますよ。
当院では、できる限りクローズ法で鼻手術を行いますが、「鼻中隔延長術」の場合オープン法で行います。
では、具体的な手術方法をみていきましょう。
麻酔後、まずは鼻の穴の内側と鼻柱を切開します。
鼻翼軟骨を左右に広げ、その下にある鼻中隔軟骨を露出させます。
そこで、左右の鼻の穴を隔てている鼻中隔軟骨に、他の部分から採取した軟骨などを縫い付け補強します。
使用する軟骨は耳軟骨の他、肋軟骨、保存軟骨などです。
さらに、左右に広げた鼻翼軟骨を中央に引き寄せることで鼻中隔が延伸され、鼻先が下を向くのです。
鼻先を5mmほど伸ばすことができる「鼻中隔延長術」では大きな変化を得ることができます。
そのため、「鼻尖部軟骨移植」では物足りない結果になりそうな場合や、3mm以上の変化を求める方に適した手術です。
「鼻中隔延長術」では皮膚が元の位置に戻ろうとする力によって、数%の確率で鼻先が若干曲がってしまいます。
さらに、自家組織である肋軟骨を使用する場合は胸への手術を伴うため、身体への負担も大きくなります。
効果を出しつつリスクを減らしたい方には、「鼻尖形成」+「鼻尖部軟骨移植」をおすすめしています。
リスクを理解し、納得したうえで手術を受けるようにしましょう。
「鼻中隔延長術」にかかる時間は60~90分ほど。
鼻整形の中では比較的長時間にわたる手術です。
2~3日ほど痛みを感じるかもしれませんが、鎮痛剤で和らぐ程度のもの。
腫れや内出血が出る可能性もありますが、5~7日ほどで自然と消えていきます。
術後3日間はギプスで固定しますが、マスクで隠せる大きさなのでご安心ください。
抜糸は5~7日後に行います。
よくある質問
「鼻中隔延長術」に関する疑問にお答えします。
カウンセリングでよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。
A.鼻先が下を向いており、しっかりとした鼻の形の方は、指で鼻先を触ると鼻中隔軟骨がわかります。
もともと上を向いている鼻、丸くて小さい鼻の場合は鼻中隔軟骨が奥深くに埋まっているので触れても分からないかもしれません。
A.「鼻中隔延長術」を行いしっかりとした鼻先を作れば、ブタ鼻はできなくなるかもしれません。
そもそも、ブタ鼻が作れるのは鼻が上を向いている、鼻中隔軟骨が小さい人のみ。
鼻が下を向いている人やしっかりとした鼻の人はもともとブタ鼻はできません。
今回は、「鼻中隔延長術」の具体的な手術方法についてお話しました。
リスクもあるため、しっかりとカウンセリングを行ったうえで施術を選択しましょう。
もともとの鼻の形や理想の状態によっては「鼻尖形成」+「鼻尖部軟骨移植」をおすすめする場合もあります。
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美人は鼻で決まるチャンネルVOL16。縫うだけの小鼻縮小術は事前のカウンセリングで、メリット、デメリットをよく話し合った上で、自分に合った鼻整形方法を選択しましょう。