花粉症と肌荒れは関係がある?花粉皮膚炎について
2024.3.31

花粉症と肌荒れは関係がある?花粉皮膚炎について

今回はくしゃみや鼻水だけではなく、肌荒れやまぶたの腫れまでも引き起こす花粉皮膚炎についてご説明します。

春はお花見や入学式などイベントが盛りだくさんですが、花粉症の方にとってはとてもつらい季節。

原因や対策、正しいスキンケアの知識を身につけましょう♪

花粉皮膚炎とは

花粉皮膚炎とは、花粉による肌荒れのこと。

花粉症と言えば鼻水やくしゃみ、目のかゆみが一般的ですが、肌荒れも花粉症の症状なのです。

まぶた、首、頬などの皮膚に症状がでやすく、かゆみを伴う腫れ、乾燥、ぴりつき、発疹などの症状が出ることがあります。


バリア機能の低下

季節の変わり目はどうしても肌が乾燥しやすく、肌のバリア機能が低下します。

鼻をかんだりマスクをすることで起きた摩擦が原因で、肌のバリア機能が低下することも。

バリア機能が低下すると肌荒れを起こしやすくなります。

汗の量が増える

また、暖かくなってくると汗をかきやすくなりますよね。

汗や皮脂が増加することによって毛穴が詰まりやすくなり、皮膚の炎症が起こりやすくなります。

そういったことから、花粉の時期は肌が荒れやすくなるのです。


花粉の種類

花粉症を引き起こす花粉にはスギやヒノキ、ブタクサなどさまざまな種類のものがあります。

スギは2月から4月ごろがピークですが、11月ごろから飛び始めることも。

夏の終わりから秋にかけて飛び始めるブタクサやヨモギ、ほぼ一年中飛んでいるイネ科の植物もあります。

花粉皮膚炎は春先に症状がでることが多いですが、それ以外の時期も注意が必要です。

別の病気の可能性も

花粉皮膚炎は花粉が飛ぶ時期のみ発症する、という特徴があります。

花粉が飛ばない時期に似たような症状が出た場合は、別の病気を疑いましょう。

花粉皮膚炎に似た皮膚炎には次のようなものがあります。

花粉皮膚炎に似た病気

・アレルギー性接触皮膚炎
・接触じんましん
・黄砂やPM2.5による皮膚炎
・刺激性皮膚炎
・光線過敏症 など

このような別の病気の場合は、治療法が異なりますので、早めに医療機関で診てもらってくださいね。

肌が荒れてしまったら

処方薬

花粉皮膚炎による肌荒れには飲み薬や塗り薬がオススメです。

花粉による肌荒れは乾燥していることが多いので、あまり刺激を与えず保湿を行ってください。

タオルでごしごしこすったり、痒いからと搔きむしらないようにしましょう。

正しい洗顔と正しい保湿を行うことで肌のバリア機能が作用し、花粉から肌を守ってくれます。

ニキビ治療

花粉の時期が過ぎても治らないような肌荒れやニキビは、別のニキビ治療が必要かもしれません。

当院で行っているニキビ治療には

・ケミカルピーリング
・ダーマペン
・フラクショナルCO2レーザー

といったものがあります。

・エレクトロポレーション
・美容点滴

といった肌質改善の治療もありますよ。

ニキビの状態や肌のタイプによって適切な治療をお勧めしているので、一度カウンセリングにお越しください。

食事の見直し

肌荒れしてしまったときは、抗酸化作用のある食事や、ビタミンなどの栄養素が摂れる食事を心がけると良いでしょう。

抗酸化作用のある食材にはベリー類、緑黄色野菜、ナッツ類、柑橘類などがあります。

その他、ニンジンやカボチャ、ほうれん草などビタミンAが豊富な食材、豚肉や卵、豆などのビタミンBが豊富な食材、キウイや赤ピーマンなどビタミンCが豊富な食材を積極的に取り入れると良いでしょう。

ストレス緩和

肌荒れを緩和するためには、体だけでなく心にもアプローチする必要があります。

ストレスを感じたら深呼吸する、瞑想やヨガなど一日の中でリラックスできる時間を設けるといった行動も良いでしょう。

質の良い睡眠、バランスの良い食事を心がけることも大切です。

寝る前にパソコンやスマホ、テレビを控えることも効果的です。

ストレスの原因が明確に分かっているという方は、トリガーとなるものを排除してみるのも手ですね。

まとめ

今回は、花粉症と肌荒れの関係ということで花粉皮膚炎についてお話しました。


花粉の季節は免疫力やバリア機能の低下、乾燥によって肌が荒れやすくなります。

花粉の時期が終わっても肌荒れやニキビが治らない場合は、原因が花粉ではない可能性もあるので医療機関の受診をお勧めします。

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