目元を気にする女性のイメージ
2024.4.23

目の下のクマやくぼみにはヒアルロン酸注射?症例別の治療方法や注入する際の注意点について!

美容整形

目の下のクマやたるみは、顔全体の印象を暗くしてしまいます。

疲れて見える、老けて見える、このような悩みがある方はクマやたるみが原因かもしれません。

目の下のクマ治療として人気なのが、手軽に受けられるヒアルロン酸注射です。

今回は、目の下へのヒアルロン酸注射の効果、費用、方法、注意点などを詳しく解説します。

目の下へのヒアルロン酸注射

目元のクマやたるみの治療には、さまざまな方法があります。

その中でもヒアルロン酸注射は、メスを使わないので抵抗がないという方も多いですね。

悩みや施術方法にもよりますが、両方合わせて15~20分ほどの施術となります。

ヒアルロン酸とは

もともと体内に存在する成分であるヒアルロン酸。

そのため、アレルギー反応のリスクが少ないと言われています。

また、ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されていきますし、溶解注射を使えば溶かすこともできます。

このようなことから、安心して治療を受けていただくことができるのです。

持続期間

体内に注入されたヒアルロン酸製剤は、少しずつ吸収されていきます。

製剤の種類や量によって差はありますが、効果の持続期間には限りがあります。

そのため、長期的な効果を求める場合は、定期的な再注入が必要となります。

痛み

ヒアルロン酸注射は、専用の注射器を使って行います。

そのため、針を刺すときにチクッとした痛みを感じます。

その後、注入されたヒアルロン酸製剤が移動するような感覚があります。

麻酔薬が入ったヒアルロン酸製剤を使う場合、局所麻酔後にヒアルロン酸注射をする場合、施術方法はさまざまです。

ヒアルロン酸の種類

治療で使用するヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があります。

多くのクリニックでは、目的や用途に応じて製剤を使い分けます。

では、それぞれの製剤にはどのような違いがあるのでしょうか?

製剤ごとの大きな違いは、「質感」です。

【ヒアルロン酸製剤の質感】
・柔らかく組織に馴染みやすいタイプ
・硬く広がりにくいタイプ

ボリュームを出したい部分には硬い製剤、自然に仕上げたい部分には柔らかいもの…

というように使い分けることができるのです。

柔らかいタイプ

柔らかいタイプは、注入後に広がります。

伸びがよく、身体になじみやすいという特徴があります。

一般的に、皮膚が薄く柔らかい部分に使用される種類です。

【柔らかいタイプ】
(例)唇、目元など

仮に、皮膚が薄い部分に硬いヒアルロン酸製剤を注射すると、デコボコとした不自然な仕上がりになってしまいます。

一方、柔らかいタイプのヒアルロン酸製剤にはデメリットも。

水分量が多く体内に吸収されるスピードがはやいので、持続期間が短くなります。

硬いタイプ

かたいタイプのヒアルロン酸製剤には、注入後横に広がりにくい特徴があります。

注入した部分に成分がとどまりやすいので、柔らかいものに比べると持続期間が長くなります。

【硬いタイプ】
(例)顔のリフトアップ、鼻など

このように、硬いタイプのヒアルロン酸製剤は、ボリュームアップ目的で使用されることが多いです。

しかし、製剤が硬いので注入する際の微調整に技術が求められます。

失敗するとボコボコとした仕上がりになってしまいます。

硬いタイプのヒアルロン酸を希望する方は、経験豊富で実績のある医師に依頼するようにしましょう。

目の下のヒアルロン酸注射で得られる効果

目元のたるみやシワは、ほとんどの場合加齢が原因で起こります。

20代から既に肌の老化は始まっています。

まだまだ若いと思っていても、肌の老化は待ってはくれません。

特に、目元の皮膚は薄く、紫外線や乾燥などのダメージを受けやすい部分です。

水分量の減少も相まって、ハリや弾力が失われ、シミやシワが目立ち始めます。

目の下のたるみやしわ改善

ヒアルロン酸には、水分を含むことで大きく膨らむという特徴があります。

この性質を上手に利用できれば、肌悩みの改善が目指せます。

シワがある部分ハリが不足している部分にヒアルロン酸を注入することで、ヒアルロン酸がその部分を持ち上げてくれるのです。

ボリュームが出ることで、シワやたるみが目立たなくなり、顔全体の印象も明るくなりますよ。

くぼみ目の解消

目の下のくぼみは、眼球を支えている靭帯が緩むことなどが原因で起こります。

支えきれなくなった目元の脂肪が飛び出し、膨らむようになります。

膨らんでいる部分とくぼんでいる部分ができるので高低差が目立つようになります。

くぼみに影ができると、疲れて見えたり老けた印象を与えることに。

高低差をなくすためには、くぼみを埋める必要があります。

くぼみの部分にヒアルロン酸を注入することで、膨らみとくぼみのラインが滑らかになるのです。

タイプ別の治療方法

目の下のくぼみにヒアルロン酸を注入することで、目の下のクマやくぼみが解消されます。

しかし、クマやくぼみの状態によっては、ヒアルロン酸注射が適していないケースも。

まずは目の下のクマの種類を見てみましょう。

青クマ

目の下のクマは「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類に分けられます。

その中でも青クマは、血行不良が主な原因で生じます。

青クマを改善するためには、血行を良くすることが大切です。

ホットタオルで目元を温める、軽くマッサージをする、生活習慣を改善する…

このような方法が効果的ですよ。

茶クマ

茶クマは、アイメイクや紫外線、摩擦による色素沈着などが原因とされています。

ターンオーバーを整え、メラニン色素を排出しましょう。

そのためには、まずはスキンケアの見直しが大切です。

コットンを擦るように滑らせる、ごしごしと洗顔する、マスカラやアイシャドウを擦って落とす、化粧水をバシバシとつける…

これらはNG行為です。

優しく丁寧にスキンケアしてくださいね。

また、美白成分の入った化粧水や美容液を取り入れるのも効果的ですよ。

黒クマ

青クマや茶クマと違って、黒クマはスキンケアの見直しだけではなかなか改善することができません。

加齢によるたるみが原因であることが多いので、たるみを取ることが黒クマ改善への近道です。

重度の黒クマ、目の下の膨らみが腫れあがっているような場合は、脂肪除去が適しています。

ただし、脱脂のみでは今度はくぼんでしまう可能性があるため、ヒアルロン酸や脂肪を注入して表面が滑らかになるように仕上げます。

くぼみタイプ

「目袋(めぶくろ)」と呼ばれる目の下のくぼみも、老け顔や疲れた顔に見える原因となります。

加齢によるコラーゲンの減少や筋肉の衰えなどが原因であることが多いです。

そのため、自力ではなかなか改善することができません。



このような場合にも、目の下にヒアルロン酸注射は有効です。

くぼんだ部分にボリュームを持たせることで、高低差をなくし目立ちにくくします。



しかし、目元のくぼみ治療はヒアルロン酸注射だけでは限界があります。

たるみ取り治療や脂肪除去施術を組み合わせることでより効果が期待できますよ。

目の下にヒアルロン酸注射をする際の注意点

ヒアルロン酸注射はダウンタイムがほとんどありません

施術後、元の生活に戻るまでの期間をダウンタイムと呼びますが、施術後すぐに通常通りの生活を送ることができます。

料金も比較的安いことから気軽に行える施術といえます。



しかし、気軽だからこそ起こり得るリスクもあります。

術後に後悔することのないように、事前に知っておくべきリスクについてご紹介します。

注入前より老けて見える可能性がある

目の下は非常に皮膚が薄い部分です。

そのため、目の下へのヒアルロン酸注射は、専門医にとっても難易度が高くなります。



注入する量や部位を少しでも間違えると、膨らみすぎたり目元がデコボコとした仕上がりになってしまいます。

目元の皮膚は伸びやすいので、ヒアルロン酸を入れ過ぎると、過剰に膨らんでしまいます。

元に戻したいからとヒアルロン酸溶解注射で溶かすと、今度は皮膚がシワシワに…

目元がたるんでしまって術前よりも老けた印象になってしまう可能性があります。



もしヒアルロン酸注射で失敗しても、ヒアルロン酸溶解注射で溶かすことはできます。

しかし、皮膚が伸びたり完全には元に戻らなかったり、リスクがあることは忘れないでください。

ヒアルロン酸注射後に違和感がある場合は、迷わずクリニックに相談しましょう。

腫れ・内出血

目元の皮膚は薄く繊細です。

注射器でヒアルロン酸を注入していくため、内出血のリスクを完全に避けることはできません。

個人差はありますが、目立たなくなるまでに1~2週間かかることも



メイクで目立たなくさせることはできますが、念のため大事な予定は入れない方が良いかもしれません。

イベントごとがある場合は2週間前までに施術を完了させておくと安心ですね。

体質的に合わない

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、アレルギーが起こりにくいといわれています。

しかしアレルギー反応が起こる可能性はゼロではありません



注入後に体質に合わないことが判明した場合はすぐにヒアルロン酸溶解注射を行います。

注入後すぐに症状が出る場合と、数日~2週間たってから症状が出る場合があります。

ダウンタイムと判別がつかない可能性がありますが、2週間以上たっても症状が治まらない場合はアレルギーの可能性があります。

早急にクリニックにご相談ください。

目の下にヒアルロン酸注射するなら専門医へ相談

ヒアルロン酸は手軽に期待通りの効果が得られると思われがちです。

しかし、医師の技術によっては仕上がりに差が出る治療法なのです。



クリニックを探すときは、ヒアルロン酸注射が得意な専門医がいるかどうかを確認しましょう。

無料でカウンセリングを行っているクリニックがほとんどなので、事前に確認しておくことをおすすめします。

時間に余裕がある方は、複数のクリニックに足を運び比較できると良いでしょう。



自分に合った医師やクリニックを選ぶことも、施術への満足度につながります。

仕上がりをイメージしやすくするために、可能であればカウンセリング時に症例写真を見せてもらいましょう。

まとめ

今回は、目の下へのヒアルロン酸注射について紹介しました。

目の下のクマやたるみがなくなると若々しく明るい印象になります。


アレルギーが起きにくくダウンタイムがほとんどないヒアルロン酸注射は、とても人気ですがリスクもあります。

メリット・デメリットをしっかり理解したうえで施術を受けてくださいね。

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