糸リフトの概要
糸リフトとは、主にフェイスラインのシワやたるみを改善する美容医療です。
同時に、小顔効果や美肌効果も得られることから、若い女性にも人気があります。
髪の生え際から糸の入ったカニューレ(針のついた管)を挿入し、糸だけを患部に残し針を抜きます。
皮膚を切開することなく施術できるため、傷跡がほとんど残らないのが特徴です。
コグ
糸リフトで使用する糸には、「コグ」と呼ばれる突起がついており、皮下脂肪内で引っかかることでたるみが改善します。
さらに、糸やコグによる刺激で細胞が活性化され、引き締め効果も期待できます。
糸リフトは失敗が多い?
手軽に受けられるリフトアップということで人気の糸リフト。
30~40代の方はシワやたるみの改善目的で、20~30代の方は小顔効果や引き締め効果を期待して施術を受けられます。
短時間で高い効果が得られる糸リフトですが、その反面、失敗の報告もあるようです。
失敗の多くは、事前のカウンセリング不足、医師の技術不足が原因だと考えられます。
失敗のリスクをゼロにすることはできませんが、施術前のカウンセリングを入念に行うことで失敗を回避することは可能です。
糸によるリフトアップは、糸の引っ張る力を利用しています。
そのため、使用する糸の種類で効果が変わります。
また、挿入する位置や深さ、角度は悩みに合わせて微調整するため、医師の技術力が重要です。
少しでも位置がズレたり適切な深さに挿入できなかったりすれば、期待した効果が得られないだけでなく、見た目が悪くなることも。
ここでは、糸リフトによる失敗事例を詳しくご紹介します。
失敗しないためにも施術を検討中の方はしっかりと理解しておきましょう。
髪が抜けた
糸リフトを受けると、稀に髪の生え際から髪が抜け始めることや一気に抜けることがあります。
髪の生え際など目立たない部分から糸を通すため、固定された部分から血行障害が起こるのが原因です。
毛根に栄養が行き届かなくなり、抜け毛につながると考えられています。
また、糸を固定する際に、毛根を傷つけてしまった可能性も考えられます。
毛根を傷つけてしまった場合、髪の再生は難しいです。
血行障害に関しては、糸が吸収されることで症状が緩和され、髪が再生されていくでしょう。
肌が凸凹になった
糸リフトを受けると、皮膚が一時的に歪むケースがあります。
多くの場合、2週間程度で落ち着きますが、肌の凹凸がおさまらない場合は、糸の深さが均一ではなかった可能性があります。
糸を一定の深さで正しく挿入できていれば、皮膚表面がボコボコしたり膨らんでしまうリスクは少なくなります。
通常、糸リフトは皮膚と平行に挿入しますが、柔らかくカーブしている皮膚に同じ深さでカニューレを刺していくのは簡単なことではありません。
そのため、術後の仕上がりを美しく保ちたい方は、医師の経験や技術力を事前にチェックしておきましょう。
効果がなかった
リフトアップ施術を受けたにもかかわらず
「全く変化していない」
「期待した結果にならなかった」
なんてこともあります。
効果が得られない原因①医師の技術力不足
目標とするゴールに向けて
・糸の選択 ・糸を通す位置 ・糸の本数 |
が適切でなければ効果は得られません。
効果が得られない原因②コミュニケーション不足
カウンセリングの段階で、目指すゴールを医師と共有できていなければ施術の効果は得られません。
医師とのカウンセリングでは、どのような悩みがあり、どのような結果を望んでいるかをしっかりと伝えましょう。
そのうえで納得できる説明がなければ、別のクリニックを探すことも選択肢の一つです。
顔が引きつった
糸リフトでは、コグのついた糸を皮下組織に挿入し肌を引き上げます。
そのため、まれに「引きつれ」が起こることがあります。
通常、2週間ほどで引きつれは落ち着き、1か月ほどで違和感がなくなります。
それでも改善されないようであれば、何らかの問題が考えられます。
・医師の技術力不足 ・肌の特性に合わない糸を選択した ・必要以上に強い糸を使用した |
このような理由で皮膚が強く引っ張られると、引きつれが生じます。
糸が見えてきた
慣れない医師による施術を受けると、施術後に糸が見えてしまうことがあります。
・肌表面から糸が透けて見える ・触ると糸の感触が伝わる |
施術者は、お客様の肌の状態に合わせて糸の種類や太さを選択する必要があります。
しかし、判断を見誤り、太すぎる糸やコグの大きな糸を使ってしまうと透けて見えるリスクがあります。
・皮膚が薄い方には細い糸を使用する ・太い糸を使う場合は深い部分に糸を通す |
このような工夫があると良いですが、経験や技術が足りていなければそのような判断は難しいでしょう。
糸リフトに興味はあるけど失敗しないか不安、という方は、まずはクリニックで医師によるカウンセリングを受けてみてください。
糸リフトのメリット
糸リフトの失敗事例をいくつかご紹介しましたが、糸リフトはとてもメリットの多い美容医療です。
適切な施術が受けられれば、リスクは最小限に抑えられます。
ここでは、糸リフトのメリットをいくつかご紹介します。
すぐに効果が出る
糸リフトは、施術直後から効果を感じられる美容医療です。
毎日のスキンケアだけでシワやたるみをなくすことは難しく、エステサロンやマッサージも効果を感じるまでに相当な時間を要します。
糸リフトでは、コグのついた糸を皮下組織に直接挿入し、物理的に皮膚を持ち上げます。
そのため、糸を入れた直後からシワやたるみが改善されます。
施術による侵襲も少なく、ダウンタイムもほとんどないため、誰にもばれたくないという方におすすめです。
肌のハリ・つやにも効果がある
糸リフトはお肌のリフトアップに効果がありますが、肌のハリ・つやにも効果があります。
肌に糸を入れる際に皮下組織が刺激され、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリ成分の生成が活性化されます。
皮膚再生が促されると自然と皮膚の弾力やハリ、つやも良くなるのです。
また、カニューレを挿入する際の刺激で肌の引き締め効果も期待できます。
糸リフトはリフトアップと共にお肌全体の若返りが期待できます。
メスを使用しない
糸リフトはメスを使用しない「切らない施術」です。
施術と聞くと手術をイメージしますが、麻酔も入院も必要ありません。
体に負担が少ないのが大きなメリットです。
施術もカニューレを挿入するだけで傷跡も残りません。
施術後の痛み・腫れ・内出血などが少ないことから、施術したことを周囲に気づかれることなくリフトアップできるメリットがあります。
施術当日から洗顔やシャワーはもちろん、メイクも可能ですぐに通常通りの生活を送ることができますよ。
糸リフトで失敗しないためのポイント
糸リフトで失敗しないためには、お客様ご自身が理想とする仕上がりイメージをお持ちかどうかがポイントになります。
糸リフトは「皮膚に糸を入れるだけ」と軽く考えられがちですが、お客様お一人おひとりのお肌の状態に合わせた調整が必要な難しい施術です。
糸リフトで失敗しないためには、ご自身の希望を曖昧にしないで、医師との間で仕上がりイメージを共有することが大切です。
失敗しないためのポイントを詳しくご紹介します。
糸リフトを検討している方は参考にしてください。
クリニックの実績を確認する
糸リフトで失敗しないためには、医師やクリニックの実績を確認してからにしましょう。
糸リフトはお客様の望みどおりの仕上がりをイメージして、糸の種類・本数・挿入位置を決めてから施術を始めます。
さらに、お客様お一人お一人の肌の状態の見極めが必要です。
多くの実績がある医師やクリニックは信頼できるといえます。
カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ
糸リフトでは満足できる結果が得られないといった失敗事例があります。
これは、お客様と医師のコミュニケーション不足が大きな原因です。
施術前に行われるカウンセリングで、希望の仕上がりイメージをしっかりと伝えることが大切です。
同時に疑問や不安に思っていることもすべて確認しておきましょう。
納得できるまで質問しても面倒がらずに丁寧に説明してくれる医師を選んでください。
信頼して施術を任せても失敗のリスクを小さくできます。
糸リフトで失敗しないためにクリニック選びは慎重に
糸リフトは、医師の技術力で仕上がりに差が出ることは否定できません。
失敗しないためにクリニックは慎重に選びましょう。
カウンセリングを大切に考えている医師やクリニックなら、安心して任せられます。
また、お客様と医師との相性も重要なポイントになります。
カウンセリングを受けることで、医師とのコミュニケーションが取りやすいか見極めましょう。
グローバルビューティークリニックでは医師による無料カウンセリングを行っています。下記のボタンからお気軽にご相談ください。
まとめ
糸リフトの失敗事例や失敗しないためのポイントなどをご紹介しました。
失敗という言葉を見聞きするとかえって治療をためらうかもしれませんが、信頼できるクリニックで適切な治療を受けることで失敗は回避できます。
大切なお顔に糸を挿入するため、リスクや失敗はゼロではありません。
しかし糸リフトは、たるみやシワの改善、肌の引き締まり、小顔など高い効果も期待できます。
メリットとリスクを理解したうえで、施術方法やクリニックを選んでください。
糸リフトでフェイスラインの若返りといっしょに、気持ちも若返りましょう。