セミナーで話を聞いている女性の手元
2023.6.14

リストカットの傷跡を修正する方法!治療によるリスクや治療期間も詳しくご紹介します

美容整形

深いリストカットの傷は必ずといっていいほど傷跡として残ります。

傷跡は白い線のように残ることが多く、厄介なことに時間が経ってもなかなか消えません

長年にわたり傷跡に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

今回はリストカットの傷跡を美容外科や美容皮膚科で治療する方法、リスク、治療期間や費用について解説します。

傷跡修正を検討中の方は是非参考にしてくださいね。

リストカットの傷跡修正がおすすめな人

リストカットの傷跡は、人に見られたくない

といった思いから長袖などで隠す人がほとんどです。

見られてしまわないか、と不安になりストレスを感じている方も少なくありません。

これからご紹介する内容に当てはまる方は傷跡修正をおすすめします。

傷跡が目立つ

皮膚の表面である表皮だけではなく、真皮や皮下組織まで届くほどの深い傷跡は大きく目立ってしまいます。

リストカットの傷が残る部位はさまざまです。

太ももなど隠せる部分であれば気にしないという方もいらっしゃいますが、手首の場合そうはいきません。



夏場など薄着をする季節は衣服で隠すこともなかなか難しく、海など野外で楽しむことを断念される方も多いようです。

傷跡を気にせず自由に過ごしたい、と考えたことがある方は美容クリニックへご相談ください。

痒みやひきつれがある

リストカットの後遺症としてかゆみやひきつれが現れることがあります。

【かゆみやひきつれが起こる原因】
・傷をつける刃物の状態が悪い
・損傷後のケアをしていない


さび付いた刃物で皮膚を傷つけてしまった場合は雑菌の侵入による感染の恐れがあります。

膿ができて傷跡として残ってしまうので、皮膚が傷ついてしまった場合はきれいに洗い流して消毒をしましょう。

正しく傷跡のケアができていなかった場合、かゆみやひきつれが生じる可能性があります。

気になって触ってしまう場合は傷跡修正の治療を受けることをおすすめします。

人目に触れることが多い

接客業など職種によっては人目に触れる機会が増えてしまいます。

例えば服装に指定のある職場や制服がある職場では、傷を隠せない可能性があります。



リストカットの傷跡を衣服で隠せないことで職業を自由に選べないケースも。

人生の選択肢が限られてしまうことは、大変もったいないことですよね。

リストカットの傷跡は美容クリニックで治療が可能です。

職業選択をあきらめてしまう前に一度カウンセリングを受けてみてください。

リストカットの傷跡修正方法

ここでは傷跡修正に効果的な治療法を4つご紹介します。

傷跡修正を検討中の方は是非参考にしてくださいね。

外科的切除術

メスを用いて患部を切除する方法を外科的切除術と呼びます。

癌の切除、ホクロの切除など幅広く適用される外科手術です。



局所麻酔を使用するため、術中の痛みはほとんどありません。

麻酔を注入する際や術後に麻酔が切れてからは痛みを感じることがあります。

術後の痛みに対しては鎮痛剤が処方されるので、決められた時間に服用しましょう。



抜糸が必要な外科的切除術の場合、術後1週間後に行います。

一般的に傷跡修正にかかる期間は7~10日ほどとなります。

レーザー治療

レーザーを照射することで傷跡を薄く目立たなくさせる治療法。

照射回数を重ねることで効果が現れるため、定期的な通院が必要です。

すぐに治したい、という方には向いていないかもしれません。



しかし、メスを使わない方法なので手術に抵抗がある方にはおすすめです。

また、傷跡修正の中では比較的安価といえます。

そのため、若年層に希望されることの多い施術ですよ。

ステロイド注射

傷跡に直接注射し、赤みや腫れを目立たなくする治療法。

患部の盛り上がりを抑えたり、痛みやかゆみが治まったりと効果が顕著に現れます。

そのため、即効性を求める方におすすめの治療法です。



しかし、ステロイド注射には副作用やリスクが考えられます。

ステロイド注射を希望される方は、効果だけではなく副作用や危険性について理解し納得したうえで施術を受けてください。

外用薬・内服薬

リストカットの傷跡修正には外用薬や内服薬も用いられます。

クリニックを受診し、薬を処方してもらえば自宅での処置が可能となります。

多忙で頻繁に通院できないといった方におすすめの方法ですよ。



外用薬にはステロイドやヘパリン類似物質クリームなどが適用されます。

傷の赤みやかゆみを軽減させたり、盛り上がった傷跡を平らにしたりする効果が期待できます。



内服薬には赤みやかゆみを軽減させる抗アレルギー剤、負傷直後に感染や炎症を防ぐ抗生物質などがあります。

外用薬や内服薬などは、必ず医師または薬剤師の指導の下、

用法・用量を守って服用しましょう。



市販薬を使用することもできますが、思わぬ副作用や事故を防ぐためにもまずは医師にご相談ください。

傷跡修正のリスク

リストカットの傷跡を修正する場合、治療法によっては副作用やリスクが伴います。

考えられるリスクを順番にご紹介します。

内出血

外科的切除術のダウンタイムとして内出血が挙げられます。

ほとんどの場合1~2週間で消失しますが術後は気になるかもしれません。

また、痛みを感じることもありますが、早くきれいな状態にするためには触らないことが大切です。

感染

ステロイド注射によって起こる副作用の一つに感染が挙げられます。

注射を打つことで感染するのではありません。

免疫抑制剤でもあるステロイド剤を注入することで、

身体の免疫力が下がり感染症にかかりやすくなる、というものです。

薬による副作用

内服薬や外用薬にはそれぞれ副作用が考えられます。

使用する薬剤や成分によって異なりますが、代表的な例をご紹介します。

【内服薬による副作用】
・消化管の不調
・肝機能異常
・頻尿 など


薬は大量摂取することで治療が早く終わる、ということはあり得ません。

用法・用量を守って服用することが大切です。

【外用薬による副作用】
・皮膚の掻痒感
・発赤
・発疹 など


過去に問題なく服用していた薬でも、体調や体質の変化によって副作用が出る場合があります。

倦怠感やじんましんが出るなど違和感や異変を感じた際はすぐに医師に相談しましょう。

消化管の不調

傷跡修正で起こる消化管の不調は、主に「トラニラスト」という内服薬の副作用として起こります。

ケロイドや肥厚性瘢痕(赤く盛り上がった傷跡)の治療として処方されることがあるトラニラストには、副作用があります。

【トラニラストの副作用】
・吐き気
・腹痛
・下痢 など


このように消化管に副作用が見られることが多い薬です。

胃の粘膜を守る薬と一緒に処方されることもありますが、薬による副作用が見られた場合はすぐに医師に相談しましょう。

傷跡修正の流れ

美容クリニックで修正手術を行う際の流れをご紹介します。

カウンセリング

まずは傷口や傷跡の状態を確認します。

皮膚の状態によって適切な治療法が異なり、選択する方法によっては費用にも差が出ます。

治療

治療方針や費用の説明を理解し納得してから治療を始めましょう。

施術内容によっては一度で完了せず、複数回の通院が必要な場合も。

スケジュール調整が必要であれば早めにご相談ください。

アフターケア

必要に応じて施術後のアフターケアを行います。

術後のダウンタイム中は赤みや腫れ、痛みが生じる可能性があります。

不安なことがあればすぐに担当の医師に連絡しましょう。

リストカット傷跡修正の費用

傷跡修正にはさまざまな治療法があります。

一般的な費用相場をご紹介します。

【傷跡修正の相場】
・ステロイド注射:4万円(1本)~
・外科的切除術:5万円(1c㎡)~
・内服薬・外用薬:数千円~


それぞれの相場はこのようになっています。

ただし、長期にわたって継続して処方される場合、手術範囲が広い場合は費用が前後します。

傷跡の状態によっては適さない治療方法もあります。

カウンセリングでは、適切な治療法、実際にかかる費用をしっかりと確認しておきましょう。

リストカットの傷跡修正をするなら

傷跡修正の場合どの診療科に問い合わせたらよいか迷ってしまいますよね。

皮膚科で薬を処方してもらうこともできますが、外科的処置が必要であれば美容クリニックがおすすめです。

美容クリニックであれば外科的切除術、レーザー治療、注射、外用薬、内服薬など治療の幅が広がります。



衣服などで隠すことが難しい部位に傷跡が残っていると、着たい服が着れなかったり好きな職業に就けなかったり、さまざまな場面で諦めてしまいます。

選択肢を広げるためにも、まずはカウンセリングを受けてみてください。

まとめ

今回はリストカットの傷跡修正についてご紹介しました。

傷跡修正に用いられる施術には外科的切除術、レーザー治療、ステロイド注射、外用薬、内服薬などがあります。

治療方法によっては副作用があったり1度では終わらないことがあるので、皮膚の状態や予算に合った施術を選びましょう。

Category
記事のカテゴリーとキーワードをご紹介
Category 01
新着記事
Category 02
杉崎理事長の著書
Category 03
鼻の整形
Category 04
目の整形
Category 05
美容整形
Category 06
美容皮膚科