僕の人生で「覚悟」を決めた瞬間
2019.7.8

VOL29僕の人生で「覚悟」を決めた瞬間

「若返り美容整形」について、僕の持論を解説、紹介してきましたが「若返り美容整形」が今までよりももっと身近な印象に変わりましたでしょうか?
このシリーズのコラムは今回で終わりとなりますが最後に、僕が「美容外科医」に転身したきっかけや、医師としての考え方についてお伝えします。

医師としての僕の人生

僕が医師になろうと決意したのは中学生のときです。一生涯をかける仕事なら、やりがいがあり、人の役に立てるものをと考え、医師になることを決意したのです。
医師としての経験は心臓血管外科からスタートしました。仕事はとてもハードでしたが、幸いにも恵まれた環境で、高度な技術を習得する日々はとても充実していました。唯一の悩みは視力が非常に低かったことです。両目の視力は0.01で、コンタクトレンズやメガネが欠かせない状態でした。
そこであるとき、思い切ってレーシック手術を受けることにしたのです。僕自身も外科医ですから、安全性についてしっかり勉強してから手術を受けたところ、それまで0.01程度だった視力が1.5まで回復したのです。
すると世界が一変しました。朝は起きた瞬間から周囲が明るく輝き、コンタクトやメガネを付ける煩わしさからも解放され、毎日を快適に過ごせるようになったのです。まだ若く、健康的な自分が手術を受けたことで、これから数十年の人生が激変するのかと感動しました。
このことがきっかけで、医療によってコンプレックスや悩みを解消することで、患者さんの人生の質が高まり、さらに幸福な時間を過ごす手助けができると気づいたのです。そして、疾患部分だけを治療する心臓外科医ではなく、患者さんの気持ちに寄り添い、最適な方法を提供できる美容外科の医師になりたいと思うようになりました。

加えて、美容外科は基本的には健康上の問題がない人が対象であり、人生をプラスにするものです。治療を受けたことで「未来が開けた」「幸せをつかんだ」「周囲の評価が好転した」という患者さんがたくさんいます。人生の質が高まり生きる喜びが増す――。プラスの治療がもたらす価値は、素晴らしい芸術に触れて感性を磨くことや知識を学ぶために勉強をするといったものと同等だとさえ感じます。
プラスの治療である以上、施術によってマイナスの価値が生まれることは許されません。ですから、内科をはじめとする一般的な診療科よりも、さらに高い技術や知識が要求される分野であることは間違いありません。僕にとって、その高い要求こそが、自分の生きる道だと感じられ、美容外科の世界に飛び込む決意ができたのです。

覚悟の瞬間

僕が日々の仕事で最も大切にしていることは、常に向上心を持ち続け、努力を怠らないことです。日々の努力があるからこそ、少ないチャンスを生かすことができるのだと思います。心臓外科医から美容外科医になると決めたときも、別の道に進むからには絶対にトップを目指そうと誓ったことを覚えています。ですから、これまで常に全力でチャレンジを続けることができたのです。
美容外科はまったくの素人からスタートしたわけですが、先輩ドクターの技術はすべて吸収したうえで自分の工夫を加え、さらに良い手術法を研究しました。経験を積むごとに、自分の成長が実感できることは楽しく、さらに上を目指すモチベーションとなっていきました。
周囲から「なぜ、そんなに向上心が強いのか」と不思議がられることもありますが、極度の負けず嫌いだということもあるのでしょう。ただし、周囲の人と競争しているわけではなく、一番の敵は自分自身。過去の自分には絶対に負けたくないというのが信条です。過去の自分に負けないように努力を続ければ自然と成長していきますし、成長するとまた新しい世界が見えてきます。するとまた、さらに上の目標が見えてくるので終わりがないのです。僕は一生、満足することがないのかもしれません。
努力を続けると、勝負に出るような転機にも覚悟を決めて立ち向かうことができます。
僕にとっては、大学受験、医師国家試験、美容外科医に転身したとき、独立してクリニックを立ち上げたとき…それらすべてが転機であり、「覚悟」を決めた瞬間でもありました。
僕は覚悟をすることは自分の選択に責任を持つことだと思っています。
日常でも「覚悟の瞬間」はたくさんあります。日々の手術も、その一つひとつに大きな責任があり、患者さんのこれからの人生がかかっているのですから、真剣な覚悟をもって臨まなければなりません。
最善の施術を選択して決意し、その結果にすべて責任を持つ。そうした覚悟の積み重ねが、今の自分をつくっているように思えてなりません。

アナタの人生は、アナタだけのもの

僕の人生の座右の銘は「人生一度しかない」です。
覚悟を決めてチャレンジをすると必ず次への糧となる何かを得られますし、自分自身の成長につながります。一方、何もしなければ何も得ることはできません。やって失敗したときの後悔よりも、やらなかった後悔のほうが大きいはずです。だから失敗を恐れずに、やってみたいことにはトライする勇気を大切に一度きりの人生を精一杯生きたいと思うのです。

僕の尊敬する人の言葉に、「人生に失敗の経験はない。あるのは成功への経験と学習の体験のみである」というものがあります。一時的には失敗して後悔する瞬間があるかもしれませんが、それは次のステップへの学習の体験にすぎないのです。
美容外科で行う治療は、患者さんの「一度しかない人生」に多くの光が当たるお手伝いをすることだと思っています。若返りの施術はまさにその第一線と言えるでしょう。僕は加齢とともに「気力」「体力」を失いつつある人が外見的な「若さ」そして「美しさ」を取り戻すことで、もう一度熱く、パワフルな自分を思い出すことができると信じています。
確かに、美容整形手術に対して抵抗を感じるという人は少なくありません。しかし覚悟を決めて、未来への選択をしたのであれば、僕も全力でお手伝いします。


おわりに

最後になりましたが、これまで僕に施術の機会を与えてくださった患者さんと、僕を支えてくれているスタッフに心から感謝を申し上げて「おわりに」の言葉とさせていただきます。